西海市議会 > 2019-12-03 >
12月03日-03号

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  1. 西海市議会 2019-12-03
    12月03日-03号


    取得元: 西海市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-06-15
    令和 元年 12月 定例会(第4回)     令和元年第4回西海市議会定例会議事日程(第3号)                        令和元年12月3日(火)                        午前10時開会日程第1 市政一般質問(通告順位5番から8番まで)         令和元年度第4回西海市議会定例会会議録                              (第3号)招集年月日    令和元年11月29日招集の場所    西海市議会議場開会(開議)   12月3日 午前10時0分 宣告(第5日)応(不応)招議員及び出席並びに欠席議員(凡例) ◯出席 ▲欠席 ×不応招 ▲◯公務欠席     1 清水正明   ◯     10 中尾清敏   ◯     2 渕瀬栄子   ◯     11 平井満洋   ◯     3 杉山誠治   ◯     12 田川正毅   ◯     4 内野繁樹   ◯     13 永田良一   ◯     5 田崎耕太   ◯     14 岩本利雄   ◯     6 中里 悟   ◯     15 浅田直幸   ◯     7 戸浦善彦   ◯     16 佐嘉田敏雄  ◯     8 朝長隆洋   ◯     17 宮本一昭   ◯     9 小嶋俊樹   ◯     18 平野直幸   ◯地方自治法第121条により説明のため出席した者の職氏名  市長          杉澤泰彦   市民課長        橋本直美  副市長         小島 明   環境政策課長      山口和則  西海ブランド振興担当理事       商工観光物産課長    本村真一              松川久和  検査指導担当理事    古賀健吾   建設課長        宮本 守  総務部長        山添秀士   上水道課長       岡田 仁  さいかい力創造部長   森林良行   農業委員会局長     谷口雄二  市民環境部長      福田龍浩   教育長         中小路和久  保健福祉部長      宮森好光   教育次長        山口英文  西海ブランド振興部長  村野幸喜   学校教育課長      楠本正信  西海ブランド振興次長  辻野秀樹   社会教育課長      山本誠治  建設部長        十九本和敏  農林課農業振興班    浦崎光芳  水道部長        松尾博之  総務課長        下田昭博  財務課長        瀬川初浩  情報交通課長      松尾勝宏職務のため出席した者の職氏名  事務局長        今村史朗   書記          山口義行  書記          原 貴弘  書記          岩永志保     午前10時0分 開議 ○議長(平野直幸)  おはようございます。ただ今の出席議員は18人です。 定足数に達していますので、これから本日の会議を開きます。本日の議事日程はお手元に配付のとおりです。 △日程第1 市政一般質問 ○議長(平野直幸)  日程第1、市政一般質問を行います。通告順に質問を許可します。 初めに、4番、内野繁樹議員の質問を許可します。4番、内野繁樹議員。 ◆4番(内野繁樹) 〔登壇〕 皆様おはようございます。2日目、トップバッター一般質問をさせていただきます。どうぞよろしくお願いをいたします。 質問に入る前に1つ、11月に厚生常任委員会の行政視察で宮崎県、大分県に勉強に行って参りました。その折、延岡市だったと思うんですが、市役所で講習を受けた後に少し行きたい場所があって、入ったところに女性の方がいらっしゃいまして、こういうところはどこなんでしょうかということをお伺いしたら、そちらですよということで返答をいただいたんですが、なかなか見つけられずにいましたところ、後から追いかけてきていただいて、その場所まで案内をしていただきました。ほっとするというか、うれしい気持ちでその地を立つことができました。市として仕事をする本来の目的というのは、サービスに徹するとていうのが市民に対するサービス業ということではなかろうかと思います。それを踏まえた上で今後、皆様方も頑張っていただければ、市民の方も安心できますし、また、よそから来られた方も、安心できてスムーズな動きができるんじゃないかと思います。 では、本題に入らせていただきたいと思います。今回は4つ質問をさせていただきました。これは4つともほぼ同様の内容について、私が議員になってから1度は質問した内容のものでございます。 まず、1番、医療に特化した交通網の整備について。 多くの市民は通院を目的としたバス、スマイルワゴン、船等の公共交通機関を利用している。このことを踏まえ、市外を含む広域的な利用ができるよう、特に、通院に特化した交通網を早急に整備すべきと考えるが、市長の考えをお伺いいたします。 2番目ですが、崎戸温水プールの再開について。 今後も増え続けるであろう医療介護にかかわる市の支出を少しでも抑えるためには、市民が健康を維持していくことが大事である。その一つの方法として、市民の要望も高い崎戸温水プールの再開を望む声もあるが、市長の考えをお伺いいたします。 3番、水道施設維持管理業者委託について。 平成31年第1回定例会において、一般質問に対する答弁にて水道事業者、「西海市と委託事業者間で勉強会を開催するなど」との答弁がありました。勉強会の開催日と内容についてお伺いをいたします。 4番目は、崎戸さんさん元気らんどの活用についてでございます。 崎戸さんさん元気らんどは指定管理によって管理運用を行っているが、施設の中身についてはもっと積極的な仕掛けをし、西海市崎戸さんさん元気らんどの設置及び管理に関する条例の設置目的に沿うような活用を求めていくべきと考えるが、市長の考えをお伺いいたします。 以上でございます。再質問に関しましては、答弁をお聞きいたしましてさせていただきますので、どうぞよろしくお願いいたします。 ○議長(平野直幸)  答弁を求めます。杉澤市長。 ◎市長(杉澤泰彦) 〔登壇〕 皆さんおはようございます。本日、一般質問2日目、今日も一日よろしくお願いいたします。 内野議員の1問目、医療に特化した交通網の整備についてのご質問にお答えいたします。 議員ご質問のとおり、本市の医療機関への交通手段としましては、旧町内の移動を担う西海スマイルワゴンを初め、市として市内の移動を担う路線バス、海路で市外とつなぐフェリーや高速船、その他タクシーがあります。中でも、今年4月から運行を開始しましたスマイルワゴンの利用状況ですが、医療機関への利用が一番多く、全体の35.8%を占めており、次いで、スーパーなどへの買い物が28.6%という状況であります。 このように、スマイルワゴン医療機関への新たな交通手段として定着をしてきております。しかしながら、スマイルワゴンはできるだけ多くの利用者を目的地まで運ぶことを第1の目的として、エリア内限定での運行として始めたところであります。隣接するエリアや市外の利用機関への運行を望む声が多く寄せられていることもお聞きしております。この課題の解決策の一つといたしまして、各エリアの境界付近に乗り継ぎ場所を設置することや、佐世保市への接続として西海橋東口までの乗入れを検討しているところであります。また、市外への通院に関しましては、長崎市、佐世保市とも複数の医療機関に通院されている実態から、医療に特化した交通網の整備は難しいのが状況でございます。 その中で、佐世保市への通院に関しては、佐世保市との連携中枢都市圏形成に係る連携協約の中で取り組んでいるところであり、現状では、西海橋東口までしかない佐世保市内からのバスを、西海市内まで乗入れができないか協議を行っているところであります。全国的な問題でもある運転手確保の難しさや収益性など、実現に向けて課題は山積しておりますが、市外を含む広域的な公共交通機関へのニーズがあることは認識しておりますので、課題解決に向けて引続き取り組んでまいります。 次に2問目、崎戸温水プールの再開についてのご質問にお答えいたします。 市民が健康を維持していく一つの方法として、崎戸温水プールの再開を望む声があることについて市長の考えを伺うとのご質問ですが、崎戸温水プールにつきましては、平成23年10月、建設から約20数年が経過して老朽化が進み、故障が相次ぎ水温管理なども十分な対応ができず、利用者数も減少傾向にあったことから休館を余儀なくされているところであります。 そのような中、平成23年12月16日付けで教育委員長からスポーツ審議会へ、施設の存続について諮問を行いました。 スポーツ推進審議会では、再稼働をするには、施設や機器の修繕に1億8,300万円、再開した場合の運営費に毎年1,750万円の費用を要すること等が審議され、平成24年1月25日付けで、当時の教育委員長に対して廃止の方向で検討するようにとの答申が出され、現在に至るまで休館となっているところであります。 長期間の休館に伴い、屋根、外壁の破損や雨漏り等、施設の劣化がさらに進み、改修費用は当時の試算からさらに増額するものと思われますので、再開については非常に厳しいものと考えております。 なお、現在、市内には温水プールがないため、市民が市外の温水プールを利用している状況がありますので、議員ご指摘の市民の健康を維持していく施設としての温水プールの必要性は感じているところであります。しかしながら、建設する場合は多額の財源を要しますので、建設の可否の判断も含め、よりよい施設のあり方について研究していきたいと考えております。 次に3問目、水道施設維持管理事業委託についてのご質問にお答えいたします。 勉強会の開催日と内容等についてのご質問ですが、本年4月に各地区の委託事業者ごとに、安全で安定した水道水を供給するための適正な維持管理方法及び緩速ろ過池の砂削り方法について、1回目の勉強会を開催したところであります。 また、2回目の勉強会として、西海市管工事組合及び委託事業者に各町の水道施設の現状を把握していただき、よりよい維持管理方法や休日における漏水修繕対策等について協議するため、各施設の巡回を年内に実施することとしております。 次に4問目、崎戸さんさん元気らんどの活用についてのご質問にお答えいたします。 崎戸さんさん元気らんどは、炭鉱跡地を緑化・修景した草原の中でレクレーション及びコミュニケーションを通じて、市民の健全な精神の育成と明るい市民生活の向上、あわせて、西海市観光事業の振興に寄与することを目的として設置されたものでありますが、ここ二、三年の利用者数は年間約1,100人と低迷しており、議員ご指摘のとおり、もっと活用を図る必要があるものと考えております。市といたしましては、指定管理事業者とも協議しながら、老朽化した既存遊具の更新や施設の改修を検討するとともに、崎戸イセエビ祭りや、さいかい丼フェアといった食のイベント等とあわせ情報発信を行うなど、さらなる利用促進を図ってまいります。 また、今後は、現在も行われているクロスカントリーやグランドゴルフ大会のほか、広い空間を有する同施設の特徴を生かしたイベントの実施を各種実施団体に対して働きかけていくとともに、わかりやすい料金体系とするなど、利用しやすい環境を整えることにより、崎戸地区の交流人口の拡大に向けて取り組んでまいりたいと考えております。 以上で答弁とさせていただきます。 ○議長(平野直幸)  4番、内野繁樹議員。 ◆4番(内野繁樹)  どうもありがとうございます。 まず、1問目のことですけれども、私が再質問に用意しましたのは、何らかの進展はありましたでしょうかということの再質問を用意させていただきました。 今年の3月、第1回定例会のときに質問をさせていただいたんですが、数箇月を経過いたしまして、答弁の内容はほぼ変わらない状況だと感じております。 私は、医療に関しまして平成29年6月から一般質問をさせていただいております。最初は、病院を建ててくれというところから始まりまして、自分の中では、だんだん気持ちがしぼんでしまっているのかなというような気がするんですけれども、これで2年半以上の時間が経過した中で、担当部局の中ではいろんな部分で詰めていただいて進んでいっている状況にあるとは思うんですけれども、市民の方が実感できる医療サービスに関しては、まだまだ市民の目には映ってはいないんじゃないかなという気がいたします。 今回この交通網に関して、医療に「特化」という言葉を使わせていただいたのは、市民の代弁者としてある議員は、市民の気持ちに沿った形で質問をし、回答を得、それに対して実行されたものを市民にお示しできることが議員の使命ではなかろうかと私自身は思っております。 ですので、今回例えば、極端な話でしょうけれども、ここが言いたいんだということに関しまして、申し訳ないけど、もう少し待っておいてくれませんか、あと3年ぐらいたったら治療できますから、それで済まされるかという話なんですよ。やはり、即対応できてのことじゃなかろうかと。交通網に関して医療に特化ということなんですけれども、やはり西海橋東口までの乗入れとか、そういうことは前回もお聞きしまして、検討します、課題とするということで終わっております。 今回、これが終わった後に、また質問させていただいたときに、半年後なり、自分の議員任期最終一般質問の中でさせていただいたときに、どれぐらいの進展があっているのかというのはわかりません。でも、行政の皆様方の努力を期待しております。それでないと、安心した形で市民は暮らせないんじゃないかという気がいたします。 まず、そのスマイルワゴンを活用し、皆様が望むような形に持っていって、市内の交通網、買い物も結構ですけれども、医療に関しての交通網の整備というのをもっともっと強く発揮していただきたいと思うんですが、このことに関しまして、市長、よろしくお願いいたします。 ○議長(平野直幸)  森林さいかい力創造部長。 ◎さいかい力創造部長(森林良行)  議員おっしゃるように、通院に苦労されている方というのがたくさんいらっしゃるというのは承知いたしておりまして、先ほど市長が申し上げましたように、今年の4月からスマイルワゴンを運行させていただいております。さっき言いましたように、ほとんどがメーンに、通院に使っていただいているというのが実態でございます。ただ、前から言いますように、隣の町の病院に行きたいとかという声があるのは十分承知いたしておりまして、そういった部分については、先ほど言いましたように乗継ぎを使いながらやりたいということで、今、乗継ぎの場所をほとんど決定いたしておりまして、今度交通会議を開催させていただいて、そして、その中で承認を得て陸運局のほうに承認をいただいて運行できるような形に持っていこうというふうに考えております。そしてまた、佐世保市への接続ですけれども、西海橋の東口の利用客が西海市側からどれぐらいいるかという部分について乗客の調査等も実施をいたしておりまして、それともう一つ必要なのは、ニーズ調査をもう一回やらんといかんなというところもあります。 そういった部分を経て、今、佐世保市と乗入れについて協議をさせていただいているところでございますけれども、解決しなければいけない部分もまだありますので、これはまた継続して協議をさせていただきながら実現に向けていきたいというふうに思います。     (発言する者あり) はい、西海橋の部分はそうですけれども、旧町の乗継ぎについては、先ほど言いましたように乗継ぎ場所を指定して、今度の4月からそういった形で運行ができるように準備を進めていくようにいたしております。 ○議長(平野直幸)  4番、内野繁樹議員。 ◆4番(内野繁樹)  ありがとうございます。聞かなければわからないこともございますので、聞かせていただいて答弁をいただいて、来年の4月からそういう方向で進んでいただけるということは大変うれしいことだと思います。 とにかく、1からしか始まりませんので、100からはなかなか飛び越していけないと思います。確実に、着実に、検討する、アンケートをとる、調べるということも大事なんでしょうけれども、それがないようになったから無理して船で行ったり、自分の車で行ったりしている方も多くいらっしゃるんじゃないかと。その辺の配慮もあってのことだと思いますけれども、いろんな形で市外、特に佐世保市、長崎市との連携が順調にいっていることと思いますので、その辺を踏まえて前に進んでいっていただければなというような気がいたします。時間はそうたくさんあるわけでございませんので、特別な時間を費やすことなく、ぜひ進めていただければなと思います。 それでは、2番目の崎戸温水プールの件なんですけれども、これは、平成29年第4回定例会の一般質問のときに、この内容のことをさせていただきました。それで、そのときの答弁も今回の答弁も、ほぼ一緒です。私は、平成20年、平成21年の指定管理状況の収支の部分しか持っていないんですけれども、そのとき大きく、これは今の執行部と関係することではないかもしれませんけれども、大きな損失を持って閉館に至ったとは思われにくい状況でございました。それで、その答弁の中に、長期間の休館に伴い、老朽化がさらに進んでいるじゃないかと。再開するにはかなりの費用がかかるんじゃないかというふうに答弁をいただいているんですけれども、過去の経験から、存続できなかった要因は恐らく把握できていると思うんです。老朽化費用を考えれば難しい。「でも」、「しかし」という言葉を挟みながら答弁があっている。そのどちらに重点を置くのか、やはり市民の健康保持、維持、推進のため、また、介護費用等、個人的に病院に掛る費用等を考えたときに、それを幾らかでも少なくするためにも、先行投資としてそこはあるべきじゃないかというような気がいたします。 その言葉に含まれる、本当に壊すのか、何らかの形で維持していく方法を、再開に向けての考えを持つのか、どちらかお答えをいただきたいなと思います。よろしくお願いします。 ○議長(平野直幸)  杉澤市長。 ◎市長(杉澤泰彦)  この施設に関しましては、当時、平成24年の答申の後に、再開すべきじゃないかというふうに、自分も真っ先に立って言った経緯がございます。ただし、本当に長期間の休館の間にさらに経年劣化が進んでいるというのは、これはもう間違いのないことであります。 そしてまた去年、大瀬戸のプールの温水化というような質問がございました。その中で、温水プールのいろんな方法というのをずっと研究を行ったわけでありますけれども、今のこの施設をさらに、また手を入れてやるという方法と、ボイラーを使わないでいろんな給湯器をというようなこともございました。 いろんな方法を考えられて、今ここにさらには手を入れていくというのは非常に難しいんじゃないかなというふうに思っております。それで、地元の問題でありますので、やはりちゃんとした自分の意見として最後に言わなくちゃいけないという時期に来ているんじゃないかなというふうに思っております。はっきり申しまして、この施設を温水プールとして利用することは非常に厳しいというふうな感じを持っております。これを、皆様方に何とかなるんじゃないかなというような期待感を持っていただくというのも大変申し訳ないという気がありますので、ここでちゃんとはっきりした態度をしなくちゃいけないと思います。できるならば、新たな利用方法を考えていかなければならないんじゃないかなと。 一つは、地元の企業さんにまだこれは決まったわけでありますけども、あの施設を使って何かやりたいというようなご意見も出てきております。そういうふうに、新たな利活用というのも考えていく時期じゃないかなというふうに思っております。地元のこともありますので、私の口から非常に言いにくいことではあるわけでありますけども、しかし、しっかりとこれらのことは住民にも説明していかなければならないというふうに思っているところでございます。 ○議長(平野直幸)  4番、内野繁樹議員。 ◆4番(内野繁樹)  つらい胸のうちなんでしょうけれども、聞かせていただきました。 崎戸温水プールという名称がついた看板がついていて、やっぱりそれも名残だと思うんですけれども、目に入ればその再開が望まれるということでもあろうかと思います。 でも、その平成20年、平成21年の温水プールをやっていたときの入館者数というのが、最終的に8,000人ぐらいのところで終わっています。その前年度が9,000人、その前々年度が1万人と、それだけ市民としての利用を望む方がいらっしゃるということは、今さほど変わっていない人数じゃなかろうかなという気がいたします。 これは1つ、今、市長が言われましたことに対しての提案なんですけれども、プールだけではない、複合施設としての意味合いを持った、例えばフィットネスクラブだとか、今若い人たちにも利用度の高い、そういう全体的なスポーツ施設として再開ができればなというような気がいたしております。 それと、つけ加えて、最後の質問と一緒なんですけれども、小迎から入りまして、川内を通って木場に入り、木場から大田和に入って大島大橋を渡って崎戸に入って蠣浦、本郷、このたびホテルも再開されましたし、それで、最後に私が質問をさせていただく崎戸さんさん元気らんどなどもそうなんですけども、やはり活性化された、終点と言ったら失礼なんですけど、やはり袋状の中での回遊が望まれる場所ではないかと思うんですね。ですから、そういう市外からの方々の入れ込み、それから市内の方の回遊といいますか、そういうものの利用も可能になってくるんじゃないかと思いますので、そういう視点で、もう一度お答えをいただければなと思います。よろしくお願いします。 ○議長(平野直幸)  杉澤市長。 ◎市長(杉澤泰彦)  今回から、大島大橋を通って大島に入り崎戸に入ってくる。以前、合併する前、大崎地区は食のほうでほかの地域に比べまして非常に高い評価を得ていたという今までの流れはございます。その後合併いたしまして、また、大島大橋も開通した中で、これを全市的にずっと広げていけないかなと。合併した当初、私も観光協会の理事をやっておりましたので、いろんなことを考えたところであります。 そして、確かにおっしゃるとおり、お客さんをこの新しくまたできましたホテルまで呼び込んで、その一つの流れをつくるということは本当に大切だと思っております。結局、一番奥までお客さんを呼ぶということは、必ず帰りもまた通っていくわけでありまして、意外とこれは大きな経済効果があるというふうに思っております。 そういう中で、この観光ルートというのをちゃんとしっかりとつくっていかなければならないという思いはございます。ただ、この温水プールに関しましては、やはり決断をしなくちゃいけない時期にあるんじゃないかなというふうに思っておりますので、そういう面ではご理解いただければというふうに思っています。 ○議長(平野直幸)  4番、内野繁樹議員
    ◆4番(内野繁樹)  私、何と再質問させていただくか、自分で今判断できない気持ちの状況です。そういう判断をするというか、そういう状況になっていくということは、前回質問したときの担当の方との話の中でも予測できたことではあります。やはり財源的にもなかなか難しいという状況も理解できます。でも、基本的に考えていただきたいのは市民の健康維持、それを壊すというか、それを完全に消滅させてしまうという中で、それに代わる代替案を示す必要があるんじゃないかと思います。これは再開するのは難しいからそうするという判断をするのはよいのですけれども、それに対して、それが何のために活用されてきたということを考えた上で、それに代わるものとしての表示が、意思表示なり、図面等をやっぱりつくる必要があるんじゃないかと思います。市長がそういう判断をされた。そのされたと同時に、それも進行させていくべきじゃないかと思っております。言葉になかなかできないんですけど、今回の答弁に関しては大変残念に思います。 では、次に移らせていただきます。 3番目の、水道施設維持管理業者委託で勉強会を開催するということで、答弁書の中に1回開催をされたということですので、進展はあったように思います。 1つ、私は勉強不足でわからないことがありますので、聞かせていただきたいんですが、緩速ろ過池の砂削り方、これについて説明をお願いいたします。 ○議長(平野直幸)  岡田上水道課長。 ◎上下水道課長(岡田仁)  お答えいたします。 緩速ろ過というのは、プール状になったタンクがあるんですけれども、まず原水がここに入ってきまして、砂によりまして自然ときれいな水になっていくんですけれども、もちろん、原水にごみとか土砂とかが混ざっていますので、その土砂とかが、年月がたってずっとろ過されていくときに泥とかが上に溜まるんですよ、泥とか藻とかですね。その藻とかによりましてろ過のスピードが落ちてきますので、その汚れを何箇月に一遍とか、そこのろ過池の状況で違いますけれども、職員が状況を見まして、このろ過は十分ろ過ができていないと判断したとき、砂の汚れを二、三センチなんですけれども、きれいな砂が出るまで削り取って、十分なろ過ができるようにする作業でございます。 以上です。 ○議長(平野直幸)  4番、内野繁樹議員。 ◆4番(内野繁樹)  ありがとうございます。この答弁の中に、水道水を供給するための適正な維持管理方法及び今の緩速ろ過池の砂削り方法についてが1回目の勉強会であったということをお聞きいたしました。 これに対応できるというか、このことに関して呼びかけに関しまして、該当される事業者の方には全て呼びかけを行ったかどうか、お聞きしたいと思います。よろしくお願いします。 ○議長(平野直幸)  松尾水道部長。 ◎水道部長(松尾博之)  お答えいたします。 第1回目の勉強会につきましては、現在、管理委託を受注されている方に対しまして、その施設内での勉強会を行っております。 また今月に、今度は全体、施設の受注者以外の方も含めた西海市管工事協同組合、また委託業者の全ての方に呼びかけまして、今までの各町ごとじゃなくて全体の施設を見て回るということで勉強会を考えております。 以上です。 ○議長(平野直幸)  4番、内野繁樹議員。 ◆4番(内野繁樹)  私が一般質問させていただきました今年の3月、そのときには有資格者制度について質問をさせていただきました。その答弁をいただいて、その必要はないということで、ただし、安心・安全な水道水を供給するためには勉強会を開催する必要があるということで答弁をいただいております。 現在、維持管理に業務に当たっている業者の方だけになぜ絞ったのか。ほかの維持管理できる業者に対してなぜ呼びかけを行わなかったのか、それについて質問をさせていただきます。よろしくお願いします。 ○議長(平野直幸)  松尾水道部長。 ◎水道部長(松尾博之)  まず、4月に行ったものにつきましては、その施設の運転方法等の確認作業と、職員と受注業者の意見交換を行うような場所をまずもってとったということでありまして、全体的に呼びかけるのは今月の第2回目の勉強会というふうに考えております。 ○議長(平野直幸)  4番、内野繁樹議員。 ◆4番(内野繁樹)  ありがとうございました。一応そういうことだと理解して。 それで、平成29年か平成30年か、はっきり日にちは理解していないんですけれども、管工事協同組合の方々から、何らかの申入れなりがあったと私は聞いておるんですが、もしお答えいただけるのであれば、あったのか、その内容、それに対する市の答弁というか、それをお聞かせいただければと思います。よろしくお願いします。 ○議長(平野直幸)  松尾水道部長。 ◎水道部長(松尾博之)  お答えいたします。 西海市管工事協同組合から、平成29年度に市長に挨拶を行いたいということがありまして、その際、私どもに全体的な管理方法の勉強会をやっていただけないかということの申入れはあっております。 それに対しまして、役員の方と話はしてきてはいたんですけれども、実際に、全体での勉強会をするには至っておりませんでした。 ○議長(平野直幸)  4番、内野繁樹議員。 ◆4番(内野繁樹)  私がなぜこのような質問をさせていただくのかと言いますと、やはり皆さんの口から入る水道水、上水道ですよね。水道に関して安全なというのが第1前提条件じゃないかと思います。それで、市内を5地区に分けて、あと離島3地区で維持管理業者というか、管理できる水道技術管理者というものが西海市である。それを、また維持管理していくための委託を業者にお願いをしているという状況で、それに関して、有資格者制度は必要がないという、そこまでは至らなくても構わないということなんですけれども、今後そういう状況で続けていくと、ハードルが下がってしまうんじゃないかという気がします。ですから、ある程度の知識があればそこに参入できるという条件であれば、本来持つべき安心な水の供給というのが保たれるのかどうかということで、私はこの質問を2回させていただきました。そのことに関しまして、部長の見解をお伺いいたします。 ○議長(平野直幸)  松尾水道部長。 ◎水道部長(松尾博之)  資格の問題なんですけれども、必要ないと私は一般質問において言ってはおりません。西海市の事業主体として、西海市の職員が持っていれば水道施設の運営をやっていけるということでありまして、その資格につきましては、管工事組合の中でも数社の方は持っておられる方がいらっしゃいます。その1月の答弁のときにも、この資格を取るのに結構研修期間が長く要ったり費用もかかるということから、従業員数が少ないところにおかれましては、それを取る期間がなかなか難しいということで、できれば取ってほしいというのは今までも話はしております。ですから、時間はかかりますけれども、技術を高めるためにも、管工事組合さんと今後も協議してまいりたいと思っております。 以上です。     (「部長、ハードルが下がるんじゃないかと」の声あり) 技術のハードルが下がる、それはないように、当然、職員、受託業者ともに勉強をしながら進めていきたいと思っております。はい。 ○議長(平野直幸)  4番、内野繁樹議員。 ◆4番(内野繁樹)  申し訳ございません。私の言葉遣いが悪かったのかもしれませんけれども、前回の答弁で選定の要件とすることは考えていないということを答弁としていただいておりましたので、申し訳ございません、訂正させていただきます。 ないようにしたい、勉強をする、でも水は毎日流れているんですよね。それは、資格を取るには1年ぐらいの時間も必要ですし、ある程度の金額のお金が必要だと。でも、地元の業者の方の活性を図るためにも、市内の業者の方々でそういった業務を請け負えられるように、市のほうも判断をして、それなりの助成とまではいかないんでしょうけれども、そういった手厚い保護の中で活性をさせていく必要もあるんじゃないかなというような気がしておりますので、ぜひそういった方向の中で考えていただければなと思います。ありがとうございます。 では、次に進ませていただきます。 最後の質問なんですけれども、崎戸さんさん元気らんどの活用についてということなんですけれども、たまにそこの前を通っていくんですけれども、現状、利用をされている状況があまり見受けられないので、何かもう少し活気が出るようなことができないかなというような気持ちになったものですから、今回の質問にさせていただきました。 1つお伺いしたいんですが、崎戸さんさんランドの借地料とていうのは発生しているんでしょうか。 ○議長(平野直幸)  村野西海ブランド振興部長。 ◎西海ブランド振興部長(村野幸喜)  あそこの崎戸さんさん元気らんどの土地の部分、借地料は発生しておりません。 ○議長(平野直幸)  4番、内野繁樹議員。 ◆4番(内野繁樹)  ありがとうございます。 それで、市民の方からの声なんですけれども、あれだけの広い土地があって、犬の散歩がさせられない。そういう管理のもとの土地なので、それは制限されて規則としてあるんでしょうけれども、でも、利用するのはイベントであったり自転車の利用であったり、いろんな物事の利用であるにしても、日常的に利用できるスペースというのをかなえてあげてもいいんじゃないか。そういうのは、見た目に関してもできるんじゃないかなというような気がいたします。そういった方向は考えられないんでしょうか。 ○議長(平野直幸)  村野西海ブランド振興部長。 ◎西海ブランド振興部長(村野幸喜)  犬の散歩の部分につきましては、やっぱりふん等の処理の問題が出てこようかと思いますので、その辺のマナーの分が課題になってこようかと思っております。 あと、通常の利用をする、例えば散歩であったりウォーキングであったりとか、そういった部分についてはしてもらっても構わないかと思いますけれども、団体での利用の場合については料金をいただくと。あくまで個人の部分で、ウォーキング等については構わないというふうに考えております。 ○議長(平野直幸)  4番、内野繁樹議員。 ◆4番(内野繁樹)  ウォーキング等は構わないけれども、犬はふんをするので、それはできないと。 ドッグランとかというスペースを確保したところもあると聞いております。 そういう中で、そういう視点を持っての活用も考えていけないのでしょうか。お願いします。 ○議長(平野直幸)  杉澤市長。 ◎市長(杉澤泰彦)  これまで、確かに崎戸さんさん元気ランドにつきましては、この有効活用について、決して市の対応が十分だったとは思っておりません。市民のいこいの広場、そしてまた観光施設としての可能性というのは十分あるというふうに認識しております。 これから、先ほどの温水プールの答弁にもまた関連するんですけれども、やはり観光ルートというのを、西海市の一番端までお客さんを引っ張っていくというのは非常に大切だと思っております。そのルートの中の一つの施設として考えていくということも、やっぱり必要じゃないかというふうに考えております。 それで、今までグランドゴルフとかそういう団体が数々あるんですけれども、今まで積極的にそういう団体に声をかけていたかということに関しましては、それは足りなかったと思っております。これからは、しっかりとそれは、この場所を宣伝していくというようなことも必要じゃないかなと思っております。 そしてまた先では、あれだけの空間がありますので、野外コンサートなんかでもですね、考えられるのではないかというふうに思います。 その中で、今ご提案のドッグランする区域をつくったらどうかというようなことだと思うんですけれども、それも選択肢の一つではなかろうかと思っておりますので、それはまた検討をさせていただければというふうに思っております。 ○議長(平野直幸)  4番、内野繁樹議員。 ◆4番(内野繁樹)  ありがとうございます。前向きに検討していただければ大変喜ばれることじゃないかというような気がいたします。市民の健康のためにもなることでありますし、毎日そこを通っているというわけではございませんので、私の偏見の中での物言いかもしれませんけれども、芝はきれいに刈り込んであって、風景画をあらわしているんじゃないかという気がしてならない。そのために、その維持管理業務に対する委託費を払いながら何でも保っていくというのはやはり能のない話じゃないかというような気がいたします。 先ほど市長の言葉の中にもございましたように、グランドゴルフ大会などの呼びかけも必要だと思うんですが、話を聞いて、この競技大会だからこそこの金額なんでしょうけれども、15万4,000円以内というその部分がございます。そのことに対して、もっともっとこういう場面ではこういうふうに金額があるんだぞということを示していく必要があるんじゃないかと思うんですけれども、いかがでしょうか。 ○議長(平野直幸)  杉澤市長。 ◎市長(杉澤泰彦)  そういうことも考えまして、答弁の中にも、各種イベント実施団体に対して働きかけていくとともに、わかりやすい料金体系に改定していかなければならないというふうには感じているところでございます。 ○議長(平野直幸)  4番、内野繁樹議員。 ◆4番(内野繁樹)  ありがとうございました。私自身、西海市の活性、それから市民の安心・安全の確保、そういったものを身近に捉えていけるように、今回、道路等の質問をさせていただいたんですけれども、時間というものはそう長くあるものではなく、やはり一つ一つ片付けていかなくては、1から2しか行けませんので、1から100まで飛んでいくということはございませんので、ぜひ皆さんの中にそういう気持ちを持っていただいて進めていただければなと思います。 これで私の質問は終わらせていただきます。ありがとうございました。 ○議長(平野直幸)  これで内野繁樹議員一般質問を終わります。ここで暫時休憩します。11時5分まで。     午前10時54分 休憩     午前11時5分 再開 ○議長(平野直幸)  休憩前に引き続き会議を開きます。 次に、11番、平井満洋議員の質問を許可します。11番、平井満洋議員。 ◆11番(平井満洋) 〔登壇〕 それでは、私の一般質問をさせていただきます。 今まで結構、最後はお願いみたいな感じで言っていたんですけど、今日は一つ一つ答弁も見させていただきましたけど、答えを拾っていこうかなという感じでやらせてもらいますので、市長よろしくお願いします。 今回は5項目やらせていただいております。前回、答えをもらえていなかったところがあったものですから、その点がちょっと増えたところもありますけれども、まずもって、旧長崎オランダ村についてであります。施設の一部である風車を回すにはどれぐらいの費用を要するのか、お伺いします。 次に、職員給与についてでございます。西海市民の目線で見たとき、年収500万円を超える職員給与については見直しを真摯に検討すべきと考えるが、市長の考えをお伺いします。 次に、防犯カメラ設置による地域問題の解決についてでございます。昨今、防犯カメラ等を設置したことによって、事件の早期解決等々がよく報道される機会がございます。今回、答弁書を先に読ませてもらったんですけれども、幾つかありますが、そういうものじゃなくて、もっと市内主要箇所を選定し、防犯カメラを設置する必要があると思いますので、その考えをお伺いします。 これは関連だったんですけれども、防犯カメラにかけて、最近市内各地のごみ収集ステーションを見てみると、分別が十分でなく、収集されていないごみ等が目についております。こうした分別されていないごみの処分はどのように行われているのか、お伺いします。また、こうした状況が頻発する場所がある場合は防犯カメラを設置し、分別意識の啓発を行ってはどうかと考えますが、市長へお伺いします。 次に、イノシシ対策でございます。私、イノシシ対策については初めてお伺いするので、十分な答弁をよろしくお願い申し上げます。 今回は、耕作放棄地に牛を放牧したら効果があったとの事例を聞いたことがありました。 そこで、本市では現在どのようなイノシシ対策が行われているのか、そこからお聞きしたいと思います。 次に、西海市入札参加資格審査についてでございます。西海市建設工事入札制度要綱第5条第2項によると、業者選定に当たっては、市内業者及び市内営業所等に常駐する市内在住の従業員数が10名以上の準市内業者を優先するとの規定がある。つまり、入札参加資格は住所が西海市にあることですが、実際はその方が市外に居住していても市内の従業員と判断することになるのか、お伺いします。 追質問については、答弁の後にさせていただきます。 ○議長(平野直幸)  答弁を求めます。杉澤市長。 ◎市長(杉澤泰彦) 〔登壇〕 平井議員の1問目、旧長崎オランダ村についてのご質問にお答えします。 施設の一部である風車を回すには、どれくらいの費用を要するのかとのご質問ですが、専門業者に、その費用を問い合わせたところ、風車を回すために必要な改修工事費を見積もるためには、足場を設置しての現況調査が必要とのことで、その費用についても概算見積を依頼したところ、風車の羽根や駆動部の調査費用に約530万円、風車塔の外壁部を含めた調査費用に約500万円、合わせて1,000万円以上の費用がかかるとの見積書の提出がありました。実際に風車を回すためには、まずは当該現況調査の経費に加え、調査の結果、判明する改修工事費が必要となります。 しかしながら、風車塔につきましては、自然災害等によって損壊する恐れもあることから、当面、現況調査については議会ともご相談しながら実施することとしたいと思います。その調査結果を見て、今後のあり方について判断したいと考えております。 次に2問目、年収500万円を超える職員給与については、見直しを真摯に検討すべきとのご質問にお答えをいたします。 人件費は、いわゆる義務的経費であり、職員を雇用する限りは、雇用者として法令に基づく適正な支給額を確保する責任があります。したがって、これを恣意的に増減することは制度上できないものであり、仮に、市の財政的都合によって削減等が必要になった場合には、上位法である地方公務員法や労働基準法などの諸法令に反しない範囲で条例を改正する必要があります。その上で、現行の職員給与の水準について市民の皆様にご理解をいただくためには、職員が給与に見合ったしっかりした仕事をすることで、さらに質の高い住民サービスの提供につなげていく必要があると考えております。 次に3問目、市内主要箇所を選定しての防犯カメラの設置についてのご質問にお答えします。 現在、西海市内の防犯カメラで、金融機関、コンビニ等のほかに市役所が維持管理しているものは9台で、その内訳は、庁舎内の債権管理課に2台、瀬戸港待合所に1台、大島町内に6台が設置されております。 大島町の6台につきましては、大島大橋が無料化になった際、外部からの乗入れが多く見込まれることから、平成26年10月に防犯のために大島造船所より寄贈され、設置されたものです。また、西海警察署において把握している市内の防犯カメラの数につきましては、市、コンビニエンスストア等、民間事業者設置を含め80台と伺っております。 防犯カメラの設置が犯罪の防止や事件、交通事故の解決に効果的であることはご承知のとおりであり、市といたしましても十分認識しているところです。 県内他市町の状況を見てみますと、ほとんどが公共施設への設置で、一部、商店街組合や防犯協会などの補助金で、商店街や道路などに設置しているケースがあると伺っております。 今後、市といたしましては、小・中学校、公立の幼稚園・保育所、各総合支所、不特定多数の方が出入りする公共施設等に計画的に設置を行い、また、民間の幼稚園・保育所等に関しましては、設置費用を補助する形で防犯カメラ設置促進を働きかけてまいりたいと考えております。 次に2点目の、最近、市内各地のごみ収集ステーションを見てみると、分別が十分でなく、収集されないごみ等が目につく。こうした分別されていないごみの処分はどのように行われているのか。こうした状況が頻発する場所がある場合は、防犯カメラを設置し、分別意識の啓発を行ってはどうかとのご質問ですが、分別されずにごみステーションに出された場合、出した方に適正な分別を行っていただく必要があると考えております。 そのため、黄色く目立つ指導シールをごみ袋に張り、収集しない理由と、持ち帰って再度分別を行った上で出してもらうことを注意喚起しております。 その後は、分別を間違えて出された方が一旦自宅に持ち帰り、再度適正に分別を行い、ごみステーションに出される場合や地域の皆様方によって適正に分別を行い、ごみステーションに出されているところもあります。 市といたしましては、分別されていないごみを出した方に、適正な分別を行う必要があるとの理解をしていただくため、一定期間そのままにしておく必要もあると考えております。しかし、長期にわたり放置された分別されていないごみについては、市が回収し処分する場合もあります。 また、分別されていないごみが頻発するごみステーションに防犯カメラを設置し、分別意識の啓発を行ってはどうかとのご指摘ですが、市内にはごみステーションが何箇所もあり、一つ一つにカメラを設置するのは困難ですので、ごみカレンダーの全世帯配布による分別方法と、ごみ出し日の徹底や転入者へのごみカレンダー及びごみ分別事典の配布並びにごみの出し方の出前講座などを引続き行い、分別意識の高揚に努めてまいります。 次に4問目、イノシシ対策についてのご質問にお答えします。 まず、議員ご指摘の耕作放棄地への牛の放牧による被害防止効果につきましては、放牧によるやぶ払い等が行われ、イノシシのすみか、隠れ場、通り道が減少し、周囲の見通しがよくなったことによる環境の変化がイノシシの警戒心を高めるため、イノシシが近寄りにくくなったとのことで、効果があることは聞き及んでおります。 しかしながら、農協に問い合わせたところでは、本市においては段差が多い地形的な理由などにより適地が少ないことから、市内では放牧が進んでいないとのことでありました なお、本市におけるイノシシ対策ですが、「防護」、「すみ分け」、「捕獲」の3つの対策を行っております。 まず、農地などへの侵入を防ぐため、防護柵等を設置する防護対策。 次に、防護柵内外の草刈りや、やぶ払いなどを行うとともに、農作物残渣の処分を徹底することで、イノシシを近寄らせないようにするすみ分け対策。 そして、餌を探しているイノシシをわなにおびき寄せて捕獲する捕獲対策であります。 市では、この3つの対策が効果的であると捉え、「広報さいかい」やワイヤーメッシュ柵設置講習会等で周知しております。また、猟友会や捕獲の会への捕獲業務委託を初め、地域捕獲隊結成の推進や防護柵設置に係る費用助成のほか、駆除依頼箇所への現地調査及びわな設置等の対策により、農作物の被害軽減、市民の皆様の安全確保に努めているところであります。 次に5問目、西海市入札参加資格審査についてのご質問にお答えします。 まず、入札参加資格審査における市内在住の従業員の確認につきましては、西海市建設工事等入札参加資格審査申請書提出要領に定める西海市内従業員名簿の様式中に記載しておりますが、従業員の住民登録に基づく住所を届け出ていただいており、これを住民基本台帳の情報で確認しております。 その上で、実際は市外に居住している方を市内の従業員と判断することになるのかとのご質問につきましては、まず、住民基本台帳法に基づく住民登録のある方については、法律上、第一義的には市民として取り扱わなければなりません。その上で、市民や関係機関から通報等があった場合には、必要に応じて住民基本台帳法に基づく実態調査を行った上で、住民登録を異動させるよう指導する場合などがあります。 本年6月には、本市に営業所等を置く準市内業者で、市内在住の従業員数が10人以上の業者、これを本市では「準10」と呼んでおりますが、この準10の従業員について、実際には市内に居住していないのではないかとの情報が総務課にもたらされました。これを受けて総務課では、西海市住民登録職権消除事務取扱要領の規定に基づき、市民課に書面で通報し、その後、市民課において住民基本台帳法に基づく実態調査を行いました。 市民課による調査の結果、住所地が実態として居住できている状態にないことが確認されたため、市民課から当該住所地で登録されている9名の方に対し、住民登録異動通知書により住民登録の是正を求め、かつ当該業者に対しては、総務課から西海市内従業員名簿の再提出を求めました。 あわせて、当該業者の準10としての取扱いを中止する旨の決定を行っております。 その後、当該9名の住民登録が是正、変更されるとともに、8月にこれを反映した西海市入札参加資格審査申請書変更届が提出されたことから、これを受けた総務課において、9月に新たに住民登録された住所地を任意に調査いたしました。 その結果、当該9名の方が実際に居住できる環境を備えた住所地に住民登録を異動したことが確認されたため、当該業者を準10として再び取り扱う方針を決定し、現在は、再び当該業者について準10としての取扱いを行っております。 ご承知のとおり、本市の建設工事入札制度要綱に基づく業者選定に対して適用する「市内及び市内営業所等に常駐する市内在住の従業員数が10名以上の準市内業者を最優先する」との規定については、先に述べたとおり、本市に住民登録があることが要件となっております。このため、入札担当課である総務課としても、前述するような情報や通報があった場合はこれを市民課に通報し、住民基本台帳法に基づく実態調査結果を踏まえ、調査確認を行い、建設工事指名審査委員会の了承を得た上で指名しているところであります。 住民基本台帳法第4条では、「住民の住所に関する法令の規定は、地方自治法第10条第1項に規定する住民の住所と異なる意義の住所を定めるものと解釈してはならない」と定められており、原則として、住民基本台帳に登録されることで西海市に生活の本拠を置く住民として認められた結果、西海市民としての納税等の義務を負い、あるいは選挙権や西海市の行政サービス、その他経済的利益や便宜の供与を受ける権利を得た者については、ほかの法令でも住民として解釈されなければなりません。 したがいまして、通報後に、本市の住民基本台帳に住民登録があることが確認された者については、建設工事入札制度要綱上の要件を満たしていることになりますので、ご理解いただきたいと思います。 なお、住所とは、民法第22条において、その者の生活の本拠をいうこととされておりますが、人の生活の本拠がどこにあるかという基準は、法律上、一切示されておりません。 その中で、行政実例では、単にそこに「いるか、いないか」ではなく、勤務状況や家族とのかかわり、居住期間の長短など、さまざまな要素を勘案して判断されております。 また、公職選挙法に基づく地方議員の被選挙権の有無を争う事例については判例が存在しており、そこに一定の基準が示されております。 その基準は、「客観的に生活の本拠たる実態を具備しているか否かにより決すべきもの」とされておりますが、生活の本拠たる実態は人によってさまざまであり、実態調査を行う場合は個別具体的な事項について詳細な調査を行い、その結果をもって総合的に判断するほかなく、例えば、単に不在の状況が多いというだけでは判断できない場合もあります。 したがいまして、実際には居住していないとの通報があった場合や届けられた住所がさまざまな状況から見て明らかに居住していない状態にある場合など、職権で住民票を消除する一般的なケースは別として、前述する地方議員の被選挙権の有無の認定や本件準10の認定のように、住所を置くことで何らかの経済的利益や便宜の提供を受ける場合で住民登録の違法性が客観的に認められる場合には、今後も実態調査を行った上で住民登録を実態に即して異動するよう指導したり、あるいは職権による住民票の消除を行い、住民であることによって付与される利益や特権を停止したり、既に実行された利益、便宜の返還を求めるケースも出てこようかと考えております。 以上で、答弁とさせていただきます。 ○議長(平野直幸)  11番、平井満洋議員。 ◆11番(平井満洋)  見事な答弁やったですな。 とりあえず1つ、追質問に入る前に、市長がおっしゃる市民ファーストとは何ですか。 ○議長(平野直幸)  杉澤市長。 ◎市長(杉澤泰彦)  文字どおり市民目線に立って、そして市民ファーストの一つの自分の考え方ですけれども、何か市のほうで住民に対して要望等何かがあった場合、こちらの基準だけではなく、相手方の立場に立った状況を考え、そしてまた政策にもう一回反映することだと思っております。 ○議長(平野直幸)  11番、平井満洋議員。 ◆11番(平井満洋)  では、1問目のほうから。 前回、多額の費用がかかるということで、それはおかしいだろうということで、今回は具体的な数字を上げられておるということに理解はしているんですけれども、であれば、私が何をこれ言わんとするかと言えば、旧オランダ村があって、風車がどんとあって、そこに総合支所があったり商工会が入っていたりしておる中で、下には現行のオランダ村が運営されている。それも西海市から10年間の無償貸与でやっている、あと残り何年かということになっていますけど。そういう中で、長崎側から来たときに、風車がとまっているというのが、やっぱりどうしてもおかしいんですよ。以前私は、これ以上の金をオランダ村に使うなというふうに言った経緯があったんですけど、そこまで生かしているんだったら、その風車が生きていないことには、死んだものにしか見えないわけです。動きがない、せっかくそこで活動しているのに。だから、あそこを通るたびに、この風車は動いたほうが見ばえもいいし、西海市のイメージアップになるのになといつも思っています、私はあそこら辺をいつもうろうろしていますから。 そうした場合に、市長の答弁の最後に、当面現況調査については議会とも相談しながら実施することとしたいというのであれば、早急にこの金額云々じゃなくて、皆さんにも、私だけじゃなくて、もう皆さんが、いや、そんな回さなくてもよかと、もうそんなに言うても一緒だからそういう会を開いてもらいたいと思いますが、いかがですか。 ○議長(平野直幸)  杉澤市長。 ◎市長(杉澤泰彦)  この答弁でも書いておりますように、調査はやりたいと思います。そして、やはり議員がおっしゃるように、この建物、この風車は、やっぱり地元から見た場合、やはり市のシンボルというようなその思いというのは、強いものがあると思います。そういう面でいくと、その存在意義は確かにあると思います。 そういう中で、まず調査をやってみて、この答弁の中でも書いてありますけども、自然災害等、台風で1回傷がついたというようなこともお聞きしておりますし、大きな構造物ですから、あれこれ実態調査をこれはやっぱりまずやらなくちゃいけないというふうに思っております。 その後どうするかということは、やはり皆様方と協議しながら進めてまいりたいというふうに思っております。 ○議長(平野直幸)  11番、平井満洋議員。 ◆11番(平井満洋)  今、ちょっと気にさわるところで、地元の方というのは西彼町のことを言っているんですか。 ○議長(平野直幸)  杉澤市長。 ◎市長(杉澤泰彦)  ご承知のように、昭和58年からオランダ村があそこにできました。当時、西海市全体の西彼杵半島、大きく言えば長崎県一のレジャー施設、東のディズニーランド、西のオランダ村というぐらいのときもあったことは確かに私も記憶があります。子どもをよく連れていっていましたから。 そういう中で、やはり市のシンボルという形は、それは消えないものがあると思います。そしてまた、地元の人たちの思い入れというのもあります。だから、例えばこれは非常に劣化がひどいと。これは危険度も増しているということになれば、当然そこで判断もしなければならないこともあろうかと思います。そのときには、やはり皆様方と協議したいというような意味で言ったわけであります。 ○議長(平野直幸)  11番、平井満洋議員。 ◆11番(平井満洋)  これは西海市の顔にもなってくると思うんですよ、当然、長崎側から入ってきて、白似田から入ってきて、上岳を通ってきて、中ノ島というところですけど、オランダ村が現在所在しているところは。西海市の顔にもなってくると思いますので、そこがとまっているというと、やっぱりちょっといかがかなと思うので、危険性等も考えた場合には、その辺を十分考えた上で今、築36年ぐらいになっているわけですから、私が高校3年生のときでしたから。そういう中で、耐久性等々も考えて、そこも含めて考えていただきたいと。これは要望になってくると思うんですけど、回ったほうが、とまっているより絶対いいと思います。 次に行きます。 2問目、これは、11月に総務文教常任委員会で海士町というところに研修に行きました。今勢いのある町だということで選定させてもらって行ってきたんですけど、その中に、意図とはちょっと違っていたんですけど、平成16年、その海士町に山内前町長という方がいらっしゃって、日本経済新聞に載っていたその方の記事を資料としてもらったんですけど、その文面ちょっと読み上げます。「町は放っておくと企業倒産に相当する財政再建団体に陥る恐れが出てきた。そこで、私が給料を50%減らしたいと言うと、課長たちも30%の削減を申し出てくれた。さらに地元の老人たちもバス運賃半額の優遇措置中止を言い出し、ゲートボール協会は8万円の補助金を返上してきた。職員だけに苦労を掛けさせないという気遣いに、正直感極まりました。給料カットなんて自慢にならないし、いい手法だとも思わない。しかし、これで住民の目も変わったし、自分たちの町は自分たちで守るしかない、という思いを共有する一体感が生まれた。この島には危機感はあっても悲壮感はありません。進むべき道が分かってきたことで、停滞していた町が一気に動き出したことでしょうか。「進むべき道」とは、何も手を打たなければ無人島になるだけ。これから町がやっていくことは」云々とまだ文書続くわけですが、これに秘められたものというのは、決して西海市が財政再建団体になっている状況ではないということは理解してますが、先々の展望を見たときにいつも私は言っていますけど、限られた財政ということで、住民サービスに関して、これは予算がないから我慢してくれという一方で、きっちり職員さんたちの給料だけは安定してずっと行っているじゃないですか。 今回だって、総務文教常任委員会で諮られると思いますが、議題の中にまた若干のアップがあるような議案が出ていました。これについて、私も9月に人事院勧告を見たときに、若い20代、30代のほうが手薄になっているから、そこを上げるんだという内容だったから、それは仕方ないなと、私もそれは賛成だと。だから、ここで言わんとするところは、課長も30%の削減を申し出たというのは、町ですから、ここでいう部長クラスです、当然。それで、首長は首長で50%減らしたいい言ったときに、当時68万円だったんですよね。それを月収34万円、それでやってきて、平成21年に、これをやったのが平成16年の話ですから、平成21年に、日本一安い給料で日本一働く職員と自負していると。やっぱりそこまでやらないとできなかたという、人口が現時点で2,400人ぐらいの町ですけれども、自分たちでやっぱり何かを変えないといけないと。何かを変えるときにはなぜ先ほど市民ファーストとは何かと聞いたかというと、市民目線で考えるんであれば、やっぱりもらい過ぎていると、何回も言っているように若い者は構わないと言っているじゃないですか、やっておってお金は。でも、高給取りになったときにある程度抑えないと、差が出たときに、これは10年前に聞いたことです。大体ざくっとですが、西海市民の平均が大体240万円前後、職員の給与の平均が340万円程度で100万円ぐらい差があったんですよ。それを当時の総務部長が、高いか安いかわかりませんみたいなことを言って、時の首長に言ったら、私はこっちの人間ですからと、あなたたちが言っても一緒と、そっちの人間だからという言い方をしたんですよ。 では、市長は何のために市長になったのかというのを一番最初に聞いたじゃないですか。せっかくその厳しい選挙の中で変えようということで上がってきたにも関わらず、いまだにこの年功序列を使って給与体系を図っていくというのは、今の時代に合っていないんじゃないかと。できる人とできない人が世の中にはいるじゃないですか。誰ができて誰ができないとは言いませんけれども、そういう中で、できる人とできない人がいたときに、やっぱり自分はこんなに頑張っているのに、あれは何もしていないのにと、この西海市にはいないとは思いますけど、そう考える人もいるわけですよ、自分のほうができるのにと。自分のほうが売上を5倍上げたのにと、全然売上を上げていない人と給料は一緒だったと、それが成立するわけです、極端に言えば、企業で考えたときに。市長聞いていますか。その辺です、私が言わんとするところは。それは、仮に市の財政的都合によって削減等が必要となった場合、そういう時期なんですよ、今。仮にと言うんじゃなくて。市民ファーストというのは、やっぱりまず市民がいての皆さんの職業じゃないかと私は思うんですよね、市役所も含めて。それは県に行けば県職員。そうした場合に、皆さんも考えてくれないといけないところは、幾らかは、何回言っていますか私は、十何年も前からも含めて、そこで偉そうなことを言われても聞きたくないわけです、行政がまた何か言っているよと、無線がまた鳴りよるよと、温浴施設の風呂の機械が壊れているんだと、へえっと、無関心になってしまうじゃないですか。そこをあえて、先ほど読み上げたこの海士町というところは、今この危機感の中で当時、平成の大合併の中で、合併しないかということで大分もまれたらしいです。しかし、何のメリットもないから自分たちで頑張ろうということでこういった政策をとって、町として残って、逆に人口が、今は2,400人にも関わらず、今現時点で200人から増えてきているという話、Iターンでですね。そういったアピールをしているわけです。そして、市長というのはそういうものだと市長というか、首長の話。この人の話ですので、それが全てとは言わないけれども、せっかく代わった首長で、あと1年ちょっとですよ、任期が。何も変わっていないとは言いませんよ。何かは変わっているとは薄々感じておりますけれども、西海市民の方々が、あら、本当と、杉澤市長になって大分違うと、そういうふうな形の見える柱を1本持っていってやらないことにはと思うわけで、その中で今一番しないといけないことは、財政難というのであれば、この給与のカットが一番早いんじゃないかと。そして、違う新聞記事によると、年間大体2億円がそれで浮いたという、動かぬ歴史があるわけです。現行はそれがうまくいって、私たちも視察に行くぐらいですから、あのときにも千葉とかなんとか、よそからも視察に来ていました、小さい島にですよ。ここから真っすぐ行っても4時間半かかるところ。つなぎつなぎ行ったので、7時間も8時間もかかりましたけれども、行って、私が視察したのはそこが一番強かったなというふうに今覚えているわけですけれども、それだけ注目されるように何をやったかというのがやっぱりみそじゃないかな。 そうした場合に、法的に云々じゃなくて、この「仮に」という言葉が答弁の中で存在するのであれば、もうそういう時期ではないかと思いますが、市長いかがですか。 ○議長(平野直幸)  杉澤市長。 ◎市長(杉澤泰彦)  平井議員の意見は、それはずっと平井議員の持論でやっているわけですから、それは本当に尊重いたします。ただ、市民目線ということについて考えるならば、じゃ、何が市民目線かということであれば、まず、市民が今不便と感じているその利便性を高めること、そしてまた安全・安心ですね。やはりこれを確実に確保していくことが私の務めだと思っております。 それから、給与カットというのは、本当に最終の、最後的な判断だと思います。私の判断ではそこまでは達していないと思います。これは最終的な手段であって、その海士町の町長さんも言っておられるように、決していい手法ではないということを前提に言っておられますよね。そういうことで、私としても、今最善の方法だとは考えづらいというふうに思っております。 確かに、議員が言われるように非常に、公務員として、職員としてどうなのかなというような職員も確かにいます。いますけれども、しかし、ほとんどが自分の職務を全うして、しっかりとまちづくりに対して責任を持ってやっている職員がほとんどであります。そういう職員たちのモチベーションを絶対下げたらいけないというのが、今の状況だと思います。そしてまた公債費比率が上がっていって、そしてまた経常収支比率が100%を超えるようなそういうことになれば、当然そこを考えていかなければならないというふうに思いますけれども、今現段階ではそういう時期ではないというふうに私は判断しています。これはもう見解の相違だと思います。 ○議長(平野直幸)  11番、平井満洋議員。 ◆11番(平井満洋)  見解の相違だったら答えが出てこないということですね。 モチベーションが下がるとか、上がるとかというのはやる気の問題でしょう。だから、逆に言うたら、昨日もちょっと話が出ましたけど、年功序列制の中で、今度の議案も、ずらっと1から80、90まであって、1、2、3、4から7まであって、複雑なつくりの中で給与体制が構成されているじゃないですか。 それで、前も下田課長も言われていましたが、年間に4つずつ上がっていくというのが今のルールと聞いていますけれども、そういうルールもいいですけれども、できる人にやっていいじゃないですか金を、若かろうが何やろうが。みんな一緒にやっているんだから、できる人にやればいいんですよ。だから、何を基準にするかをして、そこから頑張ったら幾らとなるのか、頑張らない人はそのままです。いわゆる価値、身の丈、やった分だけ、そういうルールも考えていいんじゃないかと。 よく先進地の事例を見てからとか、近隣他市町に合わせてとか言うけど、そういうのはもう古くて、西海市独自の、職員の気質も含めて考えて持っていかないと、何回言っても一緒。 私たちも土方をしていますが、頑張った分だけですよ。頑張らない人はもらえないんですよ、大体は。その今やっている給与が、期末手当とかそういった手当てが、職員は高いですもんね。16.25箇月ぐらいだったでしょう、全体の総支給額というのかな。それに4箇月もやっていると。ざくっと言って仮に30万円もらっている人は、6月と12月になると60万円ずつもらえると。そんな企業が西海市にあるわけない、市長。せめてそこら辺だけでも考えてもらわないと。そこは見解の相違と言われても、まず発生する市民目線というところにたどり着いてこないんじゃないかと。 ここでもさっきも言ったじゃないですか、給与カットなんて自慢にはならないし、いい手法だとも思わない。しかし、これで住民の目も変わったと。自分たちの町は自分たちで守るしかない、それが一体感につながっていったというふうに、ある意味事例があるわけです。だから、できないことはないですよ。市長の腹一つ。 今回、市長に言いたいのは、もうすぐ3年になりますが、人はいいけど、いまいちリーダーシップが全然発揮できていないです、何をするにも。そういうふうに感じるわけです。石橋をたたくと私はいつも裏で言っているんですが、杉澤さんは人はいいけど石橋をたたき過ぎだと、あの人はずっとたたいているような気がするけど、どうしたんでしょうかねという判断をしますよ。一般質問には出していませんが、松島の架橋もそうです。やるのかやらないのかという話です。 だから、やるならやるで、じゃ、その資金をどこからどうやって持ってくるのかという考え。そして、給料を今まで固定して、うちの職員はそれだけやっているんだと言う割にはその意気が全然見えてこないからがりよっだけであって、自分の気持ちの中でね。本当かなと、身の丈に合っているのかなと思って言っていますから。これが、ふるさと納税が100億円も200億円も上がっているんだったらこんなことは言いません。 だから、そういう気質の中で、頑張っているのはわかる。頑張らない人間はいないと、それは信じていますよ。でも、それが今の現状の西海市に合っているのかどうかというのは、だから真摯にという言葉を2回使っている。前回も言うた。ここは、真剣に考えないといけないところです。若い職員の皆さんは構わないとよ、今一生懸命頑張って、上を抜くぐらいの気持ちでやって、私は頑張っているともっとアピールすればいいんです。 そして、上に立って管理職になった以上は、それを恥じないように、皆さんをもっと引っ張ってくれるようにやるというのを見せているんだったらいいけれども、なかなかその辺もよく見えてこないし、私が見ていないだけと言われればそれまでかもしれませんが、私たちが見えるのは、ここに上がってくる書類とかそういうのしか見られないから、もう結果です。決算の数字とか、そういうのでしか評価できないから。でも、絡むのはこの人件費さ。この人件費を抑えてまで頑張っているんですとかになればね。よそのように30%も何もと言いません。50%もとは言いませんけれども、やる気を見せてくれんかというところをいつも言っているだけであって、その辺、見解の相違だけでまとめていいですか、市長。 ◎市長(杉澤泰彦)  何回も繰り返しになりますけれども、これはまず、政策を遂行していくためには、それを実行する職員の力というのが絶対に必要であります。何回も申し上げますけれども、その動機付けとしてモチベーション、やっぱりこれは下がったら何もできないというのが実情であります。 だから、議員のおっしゃるのもそれもわかるんです。しかし、それはあくまでも方法の一つじゃないかと。その方法の一つに、それをしなければならないというようなことにはならんと私は思うんですね。あくまでも、それは手段の一つだということで、まだその手段の一つに私はまだ賛同できないというようなところでご理解いただきたいというふうに思います。 ○議長(平野直幸)  11番、平井満洋議員。 ◆11番(平井満洋)  いつもこの話になると熱くなるんですが、もう何回も言いますが、うちの親も公務員だったから、和気あいあい町民でやっていましたから、おもしろおかしく。早く終われば早く終わって飲んでいたし、そういう時代でした、確かに、時代が。それが昭和30年からずっと人事制度ができて上がってきたのも事実ですが、それがバブルのときに民間に中身が追いついてしまっているんですね。逆に、私たちのほうが給料が下がってきているんです、民間のほうが。そして、そのリーダーとして市長というのは選ばれる、そういう選挙だと私は今でも振り返っているんですけどね、変えようというのはね。その非道を残してリーダーシップをとらなくてもいいんですが、やっぱりそういった痛み、市民の痛みというのをまず感じないことには、変えきれないですよ。そこをいつも言っているんですよ。 見解の相違なので、いつその見解が同じ道になっていくかわからないけど、だから私は3年前に、市長がまだ市長じゃないころ電話で話したことがあるんですが、あの思いは全然変わっていませんから、私は。変わろうとも思わないし。 この件については見解の相違ということで、自分たちで高額にもらっていると思うのであれば、それだけの仕事をやってもらわないといけませんね、そういうことで判断します。そして、先々みんなで話し合って、本当だなっともし思えば、ぜひ考えてもらいたい。少しのダウンはしようがないじゃないかとかね。 だから、500万円をいつも言うのは、今ちょうど私たち議員が500万円だから。月31万円もらってから14箇月幾らだったかな。その分で言うからいつも500万円をベースに言っているんですが、議員より職員が幾らでもおるという話です。 まあ、それはいいです。いいですと言ったら投げやりのように聞こえますが、見解の相違なら仕方ないと。杉澤市長と平井の違いということで理解しないと。私は首長じゃないから変えきれないから。やれるのは本当に首長だけですよ、もしやるんだったらね。 次、防犯カメラについては答弁をもらいました。これは安全・安心ということがまず第一。そこの中で、設置箇所が本当にあるのであればもう少し増やしてもいいんじゃないかなと。あと、議員の方も聞いておられる方もあるので、ここはそのまま飛ばしていきます。 私が4番目に言いましたイノシシ対策。イノシシ対策で、去年はどのぐらい予算を使っていますか。 ○議長(平野直幸)  村野西海ブランド振興部長。 ◎西海ブランド振興部長(村野幸喜)  すみません、今手元にありませんので、この質問内でお答えさせていただきたいと思います。 ○議長(平野直幸)  11番、平井満洋議員。 ◆11番(平井満洋)  申し訳ない、ちょっと話をわかりやすくしないといけないと思ったから言ったんですが、イノシシに関する対策費は相当な額の金額、億単位じゃなかったかなと思うんですけど、箱わなありの、ワイヤーメッシュありのですね。先ほど答弁でいただいた防護対策、すみ分け対策、そして捕獲する捕獲対策、こういったものに億単位の金が使われているんじゃないかと思うわけですが、現行は、担当の部課もわかっているんでしょうけれども、一番気になるのは、現場にいる人たちです。迷惑を受けている人たちが一番対象だと思うんですよ。そういった場合に、すみ分けで考えたときに、草払い、やぶ払いなどの対策をするじゃないですか。それをもっと広範囲にできる方法はないのかなと。現行これは、どういった箇所をどのくらいやっているんですか。 それで、放牧をするには、答弁にあったように段差があるところは難しいです。そして、おっしゃるように猫の額のように土地が狭いところや段々大きくつくっていた農地もあるので、そこに放牧というのはやっぱり難しいと言われるので、そういったものをもう少し刈り広げてやれる方法はないかとか、地元ともう少し深く話し合ってやる方法はないのか、お伺いします。 ○議長(平野直幸)  辻野西海ブランド振興部次長。 ◎西海ブランド振興部次長(辻野秀樹)  すみ分け対策でございますけれども、答弁のほうにもございましたとおり、広報誌、それからワイヤーメッシュ柵の設置講習会等で、すみ分け対策をやることでイノシシが近寄れなくなるというようなことを周知しております。実際に、市内でどれだけすみ分け対策か進んでいるかというところははっきり把握ができておりませんけれども、少なくとも、ワイヤーメッシュの設置をしたところでありますとか、そういうのは通常から管理をしておかないと、柵を設置したところでイノシシが下のほうから穴を掘って出入りをしたりとかしますので、そこら定期的に設置者の方には管理をお願いしておるところであります。 すみません、あともう一点のご質問は。     (「どういう効果、何と言ったかな。もういいです」の声あり) それと、有害鳥獣に関する予算でございますけれども、資料が最近ではございませんが、平成28年度で5,400万円程度となっております。 ○議長(平野直幸)  11番、平井満洋議員。 ◆11番(平井満洋)  イノシシ対策でですか、全体で5,400万円ぐらいでしたか。何やかや入れて、鳥獣駆除とかなんとか入れれば、もっといくんじゃないですか。関係なかったですか、いかがですか。 ○議長(平野直幸)  村野西海ブランド振興部長。 ◎西海ブランド振興部長(村野幸喜)  今手元のほうで集計しておりますので、もうしばらくお待ちください。 ○議長(平野直幸)  11番、平井満洋議員。 ◆11番(平井満洋)  突然言うからそうなってしまう。まあ、いいです。 イノシシ対策、イノシシ対策と、合併以来ずっと言われてきていますね。なかなかこの問題が解消できないという中で、私もずっといろいろ考えるときに、現場の方ですともっと話し合う機会を増やして、どういうことに困っているのかというのをもう一回追求してもらって、机上ではわからないんですから、行かれているだろうとは思いますが、そこの課は出向かわせて、それを調査している人たちも多分、何とか公社とかあったでしょう、西海市はまだあっちだから、農業公社か。 だから、そういうところから見回りしたりとか、いわゆる高齢化になってしまって農作物をつくれないというのがこういったことの一番の原因。もうイノシシの巣づくりになってしまっているんですから。だから、荒廃農地とか耕作放棄地、こういった箇所を激減させるというのが一番早いんじゃないかなという案も聞いたので、そういうのをすみ分け等々でやっていかれているというのは今答弁で聞いたんですけど、それをもうちょっと密にやっていって、その辺の予算付け。あるいは、地元の人たちが、こういうことをしたらこういうことになる。じゃ、自分たちだけでは考えきれないから、あなたたちが考えたアイデアでどれぐらい予算がかかるのかというのを出してみたらとか、言っていることはわかりますか。見積もって持ってきてみろと。俺たちも考えてみるからと。 もう公共のつけは何をしたって一緒。墓道でも一緒ですけど、たったこれだけ通すだけて5,000万円かかるんですから。もう公共が考えたら高いと、何でも。ちゃんとしないといけないから、安全とかなんとか言うもんだから。でも、地元の人たちが、こういう感じだったら作業もしやすくなるし、耕作放棄地であっても、将来的にもしやりたいという人が出てくればできるから、その管理はこのくらいで年間させてくれとか、私が言っていることはわかりますか。そういったルールもつくってはいかがかなと思うんですけど、市長はいかがですか。     (発言する者あり) いや、聞いていたでしょう、話。 ○議長(平野直幸)  杉澤市長。 ◎市長(杉澤泰彦)  イノシシ対策については、今そういったルールをつくって話し合ってというようなことしか、ちょっと最後は分からなかった。     (「よくわからなかったですか」の声あり) はい。 ○議長(平野直幸)  11番、平井満洋議員。 ◆11番(平井満洋)  ずっと市長ば見て言いよったとばってんが、実は予算の関連になってきますので、辻野次長では返答できないだろうと思って、一応内容を詰めて言ったのは、地元の人たちがいるじゃないですか、見て回っている人たちがおると。だから、基本的に荒廃農地というのは客観ベースで、ああ、ここはつくっていないから荒廃農地だかなというのと、耕作放棄地というのは主観ベースで、本人さんが、いや、もうつくれないんですよと言えば、そういう言い方があるらしいんです。だから、そのつくれないという方たちのために、その辺でグループを組んでもらう予算化できないだろうかと言っているんです。そして、その見積もりを、それをするとにどのくらいかかるんですかということで出してもらって、1年間これぐらいで管理できますよとか、指定管理者じゃないですが、そういった考え方で予算付けができないでしょうかと聞いたんですよ、市長。まだ難しいですか。 ○議長(平野直幸)  杉澤市長。 ◎市長(杉澤泰彦)  基本的に、耕作放棄地については中間管理機構というのがありまして、そちらのほうに土地を預かっていただくという形で、それは耕作適地としてまた再利用できるところは結局またいろんな形でまた貸し付けという形はあるんですけれども、それ以上の非常に荒れている部分については、今、平井議員言われましたけれども、手のつけようがないようなところも大分あると思うんですよ。これは、今までいろんな人から聞いた中での自分の意見ですけれども。 ただ、言われたように、本当に荒れてしまったところについては、その人たちがどういう形で協力してくれるのかということも必要だと思っているんですよね。そういう協力体制ができれば、また何らかの形はできるのかなと思いますけれども、自分も素人ですので、なかなかここでこうしましょうということは言えないですけれども、一つの考えではないかなというふうには思います。 ○議長(平野直幸)  11番、平井満洋議員。 ◆11番(平井満洋)  何をするにも、小さいことでも、高い金はかからないけれども、予算を組まないとできないということもあるでしょうし、そういうのもやっぱり職員さんも含めて一緒に検討してもらって、そういったやり方、今までやってきて、いつも言うように、去年もしたからこうしようというのでは何も変わっていかないですよね。だから、こういうのはどうだろうかと、もうちょっと知恵を出して、一番早いのは地元の方に言うのが一番早いんですから。ここはこうしているのをこうすればいいんですけどねと。でも、家はお金がないからできないんですよと。そしたら、頼るところは市町村では西海市しかありません。 だからそういうところで、本当はもっと窓口をもうちょっと広げたいような形で、もっと班をつくっていくとか、今実際されているのかもしれませんがね。私もよく知らないので、すみません。 でも、そういうことをしてはいかがかなというのもあって、そういうのが求められるんじゃないかな。やっぱり変えるんだったらイノシシに一番予算をつけて、また今年もこうだったと、今年は何頭捕獲したというのは聞きますが、ああ、イノシシがいっぱいいるんだなというだけではこの問題は全然解消しませんから、ちょっと聞いてみたいと思って質問しました。なので、別に構いません、これは。そういう形でやってくれませんか。 そして、この入札の参加に関しては、やっぱり住んでいないんですよ。昨日も何回か行ってみましたが、電気はついていますが。そういうことで法的にはどうもできないと言うかもしれませんが、それで西海市の貴重な仕事を持っていくんだな、皆さんはと。市外に持っていかれてね、えんちが可愛い可愛いと言いながら、そういうルールがあるのかと、私は泣き寝入りをしないといけないんだなと、法ってよくできているなと思って。それをちゃんとかいくぐってくる業者も偉いです、私に言わせると、すばらしいなと。そういうルールのもとに、それ以上言えませんから。逆に、ここに住んでいないなら答弁にあったように指導して、「あら、住んでいないんだったら、こっちに変えたほうがいいんじゃないですかと、そういうのおかしいでしょう」と言うのも一つの手だと思うんですけどね。優しく断っていくと。 それで、1回はそういった通報があって、指導をやったけれども、是正されてきたから、はい、いいですよと、あら、西海市って何て優しいんでしょうねと思いました。ほかの業者たちは、その間一月も入札ができなくて待っていたときもあったんですけどね。ここは幾らうるさく言っても一緒ですもんね、副市長。だから言いませんけど。後でまたゆっくり言うけど、こそっと、個人的に。 総括して言えば、市長のリーダーシップ、この辺が一番だと思う。任期があと残り1年ちょっとです。もう一回初心に戻って、私なんかこれ以上初心に戻りようがないですが、全然変わらないから。そこのあたりの物の考え方で、その見解の相違とかいうところもあるかもしれませんが、これだけ18人の議員もいるので、1つ、2つぐらいの中身も含めて言って、全部をしなさいとは言いませんから、そういう考えがあるんだったらそういう声が市民から上がるよということです、おまえたちばっかりいい給料もらってからと。そういうのがあるから、それではやりにくいでしょう、自分たちも。いい服着て、冬は暖房がきいたところにいて、夏は涼しいエアコンがきいたところにいて、頭の中は一生懸命働いているでしょうけど、いいですねと。現場で働いている人はそう思ったりするときもあります。 そういったことがないように、この答弁にあった何回も私が言っているように「職員が給与に見合ったしっかりとした仕事をすることで、さらに質の高い住民サービスの提供につなげていく必要があると思います」と、この議会が始まったときに、冒頭5箇所の訂正箇所がありましたと。すみませんでしたと、ちょっとしたミスだったら、行政側は謝ったら済むんですよ。私たち民間は、謝っても次は仕事をくれません、1つ失敗したら。だから、失敗しないように失敗しないように慎重に、何でも諮っていく。仕事するときは顔は笑っています、きつい顔をしたらきつくなりますから。でも、それで謝ったら済むぐらいの考えじゃなくて、そういったミスを少しでも少なくするように、質を上げてもらうように、これはお願いしかないですね、市長。よろしくお願いします。 以上です。 ○議長(平野直幸)  村野西海ブランド振興部長。 ◎西海ブランド振興部長(村野幸喜)  答弁漏れがございましたので、答弁させていただきます。 有害鳥獣関係の関係予算でございますけれども、昨年度が7,926万9,000円、今年度が7,506万6,000円となっております。 以上でございます。     (「以上」の声あり) ○議長(平野直幸)  これで11番、平井満洋議員の一般質問を終わります。 ここで暫時休憩します。13時10分まで。     午後0時5分 休憩     午後1時10分 再開 ○議長(平野直幸)  休憩前に引き続き会議を開きます。 7番、戸浦善彦議員の一般質問において、資料を映写しての質問を許可しておりますので、報告します。 次に、7番、戸浦善彦議員の質問を許可します。7番、戸浦善彦議員。 ◆7番(戸浦善彦) 〔登壇〕 本日、昼一番の一般質問をさせていただきます自民党眞濤の会の戸浦と申します。 9月から11月まで市民と関わる中でご相談、またいろいろ感じたことを今回の一般質問とさせていただいていますので、よろしくお願いいたします。 人口減少の西海市が未来へつながるための職員像及び教職員像についてお尋ねしたいと思います。 まず1つ目、市民が求める西海市の職員像について市長はどのように考えているのか、伺いたいと思います。 2つ目、市民が求める西海市の教職員像について教育長はどのように考えているのか、伺いたいと思います。 質問事項の2つ目として、市民サービスに係る公共施設等の管理のあり方について。 1つ目、公共施設等(道路、港湾を含む)の管理の状況と今後の対策について伺いたいと思います。 2つ目として、フロン類の使用の合理化及び管理の適正化に関する法律に基づく本庁舎を含む各公共施設のフロン類を使用した機器の更新計画などの取組みはどうなっているのか、伺いたいと思います。 3つ目の質問事項としまして、学校給食共同調理場について。 学校給食共同調理場の課題と今後の見通しについて教育長に伺いたいと思います。 答弁の中身によりましては再質問をさせていただきたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(平野直幸)  答弁を求めます。杉澤市長。 ◎市長(杉澤泰彦) 〔登壇〕 戸浦議員の1問目、人口減少の西海市が未来へつながるための職員像及び教職員像についてのご質問にお答えいたします。 まず、1点目の市民が求める西海市の職員像についてどのように考えているかとのご質問ですが、法令遵守はもちろん、私は職員に対し機会あるたびに、常に市民目線に立ち、市民のため、地域のために職務に当たるよう伝えているところであり、まずはこの気持ち、姿勢が重要ではないかと思っております。その上で、市民が望み、市民に信頼される行政運営に不可欠な職員の能力開発を効果的に推進するため、西海市人材育成基本方針に求められる職員像として5つの項目を上げているところであります。 1つ目に広い視野と柔軟性を持ち、積極的に行政課題に挑戦する職員、2つ目に社会情勢を的確に捉え、長期的視野に立ち今後の西海市を創造する職員、3つ目に市民感覚、市民の視点で要望を捉え、市民と協働する職員、4つ目にコスト意識を持ち、適正な改善、改革に取り組む行政、経営感覚を持つ職員、5つ目に公務員としての倫理観を持ち、自ら研さんに努め、市民の信頼と期待に応える職員としており、これらが本市の目指すべき職員像であると考えております。 なお、2点目につきましては、教育長から答弁させていただきます。 次に2問目、市民サービスに係る公共施設等の管理のあり方についてのご質問にお答えします。 まず、1点目の公共施設等の管理の状況と今後の対策について伺うとのご質問ですが、本市が管理する公共施設等の現況を把握し、長期的な視点から、建物や道路橋梁等のインフラの更新、長寿命化、統廃合による適正配置化を図るため、西海市公共施設等総合管理計画を平成28年4月に策定し、各施設の適正な管理に努めております。 管理の状況について具体的に申し上げますと、市道につきましては西海市内に1,278路線、約942キロメートルの路線認定を受けた道路を有しているところであります。この市道の管理につきましては、建設課職員及び建設課作業員2名による道路巡回や市民の皆様からの通報により、現地の状況を確認しております。 その結果、必要があると認められる場合には、除草作業や支障木伐採、側溝などの清掃、軽微な路面及び路肩の補修、安全施設の設置や建替えなどを建設課作業員4名にて対応し、工事が必要な場合には建設業者に依頼し、対応しております。 一方、除草作業や支障木伐採については、自治会や愛護団体の皆さんのボランティア活動によって行っていただいている市道もあり、大変感謝しているところであります。 なお、市民の皆様から広く情報を得るため、「広報さいかい」で、道路に異常を発見した場合は、建設課まで通報いただきますようにお願いをしているところであります。 また、農道が17路線、約31キロメートル、林道が17路線、約53キロメートルについて農林課職員による点検を実施しており、必要な箇所の伐採や除草作業及び路面補修などの対策を行っております。 次に、港湾施設の管理につきましては、長崎県から長崎県の事務処理の特例に関する条例により、長崎県港湾管理条例に基づく事務を一部権限移譲を受け、西海市において管理を行っております。 市が管理する港湾は、西彼町の宮浦港、西海町の瀬川・面高・太田和・七ツ釜港、大島町の肥前大島港、崎戸町の崎戸港、大瀬戸町の瀬戸・松島・大瀬戸柳港、合わせて10港であります。 管理内容は、毎年、西海市内10港に係留している漁船やプレジャーボートの所有者に対し、申請書の受理や許可書の送付を行い、係船料の納付を受けるというものであります。 なお、平成30年度の許可船舶数は、漁船581隻、プレジャーボート285隻となっております。 また、岸壁や荷揚げ場の日数が限られた使用に対する許可等についても、年間約300件の許可及び使用料の納付を受けております。 今後も港湾施設の管理については、港湾施設の所有者である長崎県と協議を行いながら、船舶の係船等の管理を行っていく予定です。また、公共施設全体に係る今後の対策につきましては、西海市公共施設等総合管理計画に基づき、各施設の管理担当課において、当該計画に基づく改修等を実施していくことにより公共施設等の適正な管理を推進してまいります。 次に、2点目のフロン類の使用の合理化及び管理の適正化に関する法律に基づく本庁舎を含む各公共施設の対応についてのご質問ですが、平成25年に制定され、平成27年4月に施行されたフロン排出抑制法では、第1種特定製品に該当する業務用冷凍空調機器を保有する管理者の義務として、充填している特定フロンのガス漏れがないかどうかを定期的に点検し、一定以上のガス漏れがあれば国へ報告することが求められております。 また、機器にフロンを再度充填する場合や廃棄する場合においても国の認可を受けた専門業者への委託が義務づけられております。 本市において、第1種特定製品に該当する空調機器を設置している公共施設は、圧縮機等定格出力50キロワット以上が本庁舎及び西彼農村環境改善センターの2施設、また、7.5キロワット以上、50キロ未満で現在把握している箇所が西彼教育文化センターほか16施設となっており、各施設の管理担当課において、それぞれ専門業者の点検業務の委託等を行い、適正に管理を行っております。 これらの空調機器の冷媒である特定フロンは、特定物質の規制等によるオゾン層の保護に関する法律に基づき、令和2年からその生産及び輸入が全廃されることとなっておりますが、機器の使用についての時限的な規制はありません。 しかしながら、今後、補充用の特定フロンの確保が困難となることは明らかであり、また、地球温暖化防止の観点からも対象機器の更新は必要ですので、計画的な更新について検討してまいります。 以上で答弁とさせていただきます。 なお、3問目につきましては、教育長から答弁させていただきます。 ○議長(平野直幸)  中小路教育長。 ◎教育長(中小路和久) 〔登壇〕 こんにちは。本日もよろしくお願いします。 戸浦議員1問目、人口減少の西海市が未来へつながるための職員像及び教職員像についてのご質問にお答えします。 2点目、市民が求める西海市の教職員像についてどのように考えているか伺うとのご質問ですが、平成28年度に実施した西海市教育振興基本計画に係る保護者アンケートによると、小・中学校に望むことの回答として多かったのは、基礎となる学力の定着、道徳心を育み、いじめのない学級、学校づくり、教員と児童・生徒との対話等の項目でした。そこから市民が求める西海市の教職員像について考えてみると、1つ、授業力があり、2つ、心の教育や生徒指導、学級経営がしっかりでき、3つ、人権意識を持ち、子どもを大切にする教職員になると思います。 そこで、教育委員会としてはこのような資質をより高めるため、次のような取組みを行っています。 まず、授業力については、西海市独自の取組みである西海市AIプラン、学びの土台づくり推進事業を通して、学力の定着が実感できる授業づくりについて具体的に学べる機会をつくっています。また、昨年度から配置している学力向上スーパーバイザーによる各学校での懇切丁寧な指導はとても評判がよく、ぜひ自分の授業も見てほしいと自主的に申し出る者も出てきており、教員の授業づくりに対する意欲の高まりを感じています。 次に、心の教育や生徒指導、学級経営についてですが、令和元年度に実施された学級生活に対する満足度合いに関する調査、ハイパーQUテストにおきまして、西海市の小学校5、6年生及び中学生は、学級生活に満足している割合が、全ての学年で全国平均よりも10ポイント以上高いという結果が出ております。また、いじめの発生についても、平成29年度と平成30年度の件数を比較してみますと、小学校で54件から26件、中学校が13件から6件に減少していることから、教職員の取組みが成果を上げていると判断しており、さらに改善ができるよう指導や支援をしていきたいと考えています。 最後に、人権意識を持ち、子どもを大切にすることについてですが、西海市人権のつどいにおいて、平成29年度には西海東小学校が、今年度はときわ台小学校が実践発表を行いました。伸び伸びと発表する両校の児童の姿から西海市の人権教育が確実に進んでいることを感じました。 また、12月15日に開催予定の西海市生涯学習のつどいでも西彼農業高等学校の生徒が仲間づくりに関する実践発表を予定しております。 加えて、議員ご指摘の人口減少の西海市が未来へつながるための教職員像につきましては、子どもたちのために、ふるさと教育にしっかり取り組ませるという視点を大事にしたいと考えます。ふるさと教育を通して未来の西海市を愛し、生涯にわたって支え続ける人材を育成するためには、教える教員自身が地域の一員としての自覚を持ち、地域を知り、地域を思い、その思いを子どもたちに伝えることが第一歩です。 そこで、教育委員会としては来年度ふるさと教育推進の一環として、他郡市から転入した教職員を中心に、西海市の名所旧跡をバスでめぐる研修を計画しております。これにより学んだものを子どもたちの指導に生かすことで、ふるさと教育の充実につながると思います。 以上のように、今後も西海市の教職員が子どもたちへの深い愛情と地域への熱い思いを持ち、強い使命感とともに識見と指導力を備えた市民から信頼される存在となるよう、指導に努めてまいりたいと考えます。 次に3問目、学校給食共同調理場についてのご質問ですが、まず、現在の学校給食につきましては、給食の調理、運搬及び施設運営に関する業務を西海市学校給食会に委託し、本土部4箇所と江島1箇所の共同調理場及び平島1箇所の単独調理場において、市内全小・中学校17校及び大島幼稚園に対して1日当たり合計2,194食を提供しています。 次に、課題につきましては、平成20年度の学校給食法の改正に伴い定められた、学校給食衛生管理基準への対応が挙げられます。 本市においては、施設及び設備の老朽化が進んでいるため、学校給食調理施設に求められる基準であるドライシステム方式、汚染区域と非汚染区域の部屋単位での区分について十分に対応できていません。 また、少子化に伴い、児童・生徒数が大きく減少し、各共同調理場の調理能力に比べて提供食数が少ないという非効率な状況も発生しています。 これらの課題を解決し、より安全で安心な給食を安定的に提供していくためには、既存の共同調理場のあり方を見直す必要がありました。 そこで、教育委員会では、平成29年度に西海市立学校給食共同調理場適正化基本計画策定委員会を発足し、学校給食を取り巻く環境の変化に対応した学校給食共同調理場の適正な整備を推進するため、協議、検討を進めてまいりました。 その結果、昨年12月には安全・安心でおいしい給食の提供、衛生管理基準に対応し、効率性の高い学校給食施設の実現という基本理念のもと、新共同調理場を整備する必要がある旨の答申を受け、本年2月の全員協議会において報告させていただいたところです。 今後の見通しとしましては、これまでに庁内の関係部署と連携した統合、新設のための検討会議を2回開き、財源や建設場所について調査、検討中であります。今後、引き続き答申の基本理念に基づいた新共同調理場の具体的な整備計画策定に努めてまいりたいと思います。 学校給食は生きる力の基盤となる大変重要な教育活動であります。西海市を担う子どもたちのことを第一に考え、これからも安全でおいしい学校給食を安定して提供できるよう、学校給食共同調理場の運営に努めてまいります。 以上で私の答弁とさせていただきます。 ○議長(平野直幸)  7番、戸浦善彦議員。 ◆7番(戸浦善彦)  丁寧なご答弁ありがとうございます。 今回、私は人にテーマを置いて一般質問をさせていただきたいと強く思っております。その中で、順番は前後するかと思いますが、再質問をさせていただきたいと思います。 まず、学校給食共同調理場についてということで、今、教育長のほうからも昨年12月に答申があったということで課題も見つかっておりますけど、設備の老朽化であったり、少子化に伴い非効率な状況も発生していると、それは皆さん承知のことだと思います。 今回、私が取り上げさせていただいたテーマの人というのは、今施設はありますけど、今回も職員の欠勤というか、病気とかというお話がありましたが、この学校給食センターにおきましてもやはり病気でそれはいたし方ない状況の方がいらっしゃって、要は負担が今いらっしゃる方にかかっているというご相談がありました。今、それは解決に向かっているとは思いますけど、そういう意味合いにおいて、昨年12月に出したものが今どういうふうなことになっているのかということも踏まえて、今、教育長の答弁では整備計画策定に努めてまいりますと。1年たちました。この策定はいつになるんですか。 ○議長(平野直幸)  山口教育次長。 ◎教育次長(山口英文)  お答えしたいと思います。 まず、最初のほうにありました人員の病休の件で他の給食会の職員に負担がかかっているのではないかというところですが、入院をされておりまして、実はちょうど、昨日から復帰をされまして、試しながら復帰しておりますので、そういった面で管理者が少し負担していたんですけれども、そういったところは徐々に改善されていくかなというふうに思っております。 それで、もう一点の12月に答申を受けた件なんですけれども、答弁の中にありましたとおり、検討会議を庁内の関係課長と、財務であるとか、建設であるとか、水道であるとか、そういったところに入っていただきまして、場所の問題もありますし、財源の問題もあります。それで、5月に一度開きまして、また10月に一度開いているというところでございます。なかなか内容的には難しい面がございます。それから、関係課長等を含めまして、こういった施設がいいのではないかという研修にも行ってまいっております。そういったところで、特に財源の問題が大きゅうございまして、こういった有利な補助金を受けるような財源がないかというところを、現在模索しているというところでございます。 以上でございます。 ○議長(平野直幸)  7番、戸浦善彦議員。 ◆7番(戸浦善彦)  人的要因は、今は解決していると思いますけど、ぎりぎりの状態で現場は回っているようなことをお聞きしております。それは今回のほかの議員の一般質問でもあったように、職員の中の問題も一緒だと思います。そこら辺も危機的意識というか、リスクを考えながら対応をぜひ、まずは働く人がいないと休職もできないでしょうし、やはりそこら辺のマネジメントを強くお願いしますとともに、今のところ、先ほど教育長次長の答弁では財源のところがまだというお話ですが、前市長のときにLCAC等基地対策調査特別委員会におきましてもそこら辺を踏まえたところで同僚議員も一般質問でやられていました。そこの中で、防災食育センターという見地でそういう委員会報告もされたと思うんですけど、その辺のご検討はされていないんでしょうか。 ○議長(平野直幸)  山口教育次長。 ◎教育次長(山口英文)  視察を行ったというところですが、視察場所はえびの市のほうの防災食育センターを見てきております。そういったことで、そういったところを視野に入れて活用できないかということで考えております。 以上でございます。
    ○議長(平野直幸)  瀬川財務課長。 ◎財務課長(瀬川初浩)  補足で説明をさせていただきます。 財源につきましては、先ほど教育次長が申し上げましたとおり、先進地の視察等に私も同行して調査、研究をさせていただいておりまして、防災食育センター等の可能性というのも十分にあるということで関係の財源について目下、調査、研究中でございます。 以上です。 ○議長(平野直幸)  7番、戸浦善彦議員。 ◆7番(戸浦善彦)  先ほどの前議会のときには、私たちは福岡の行橋のほうに行かせていただいたと思いますので、その辺の委員会報告等も鑑みていただき、いろんな問題が起こる前に対策を講じていただければと思い、学校給食のほうは終わりたいと思います。 まず、下から最後のほうから行かせていただこうかなと思っていますので、次は市民サービスに係る公共施設等の管理のあり方についてということで、るるいろいろとお話しいただきましたけど、西海市が平成28年4月に計画を立てています西海市公共施設等総合管理計画の中においては、フロンに係るところの設備等に係るものが全くないのかなと思い、今回出させていただいた節もあるんですけど、実は地元の漁協には昨年、2018年にメーカーのほうからもご相談というか、こういう状況ですというお話があっているんですけど、今ご答弁いただいた中では合計で18施設になるんですかね、本庁舎を含め、大きいのが2件で、ほか施設が16件というふうに、合計18施設なんでしょうか。 ○議長(平野直幸)  瀬川財務課長。 ◎財務課長(瀬川初浩)  市長答弁で申し上げましたとおり、50キロワット以上の施設が2で、それ以外については、教育文化センターほか16と言っていますので、全体で19件でございます。 以上です。 ○議長(平野直幸)  7番、戸浦善彦議員。 ◆7番(戸浦善彦)  その辺は今度の計画の中にも落とし込んでいただいて、その辺を進めていくお考えはあるんでしょうか。 ○議長(平野直幸)  瀬川財務課長。 ◎財務課長(瀬川初浩)  そうですね、平成28年の公共施設等総合管理計画につきましては、施設全体、空調に限らず、例えば、外壁であるとか屋根であるとか、そういった部分の更新も含めての計画になっておりまして、当然、この空調設備につきましても今後この計画の中に盛り込んで、答弁のほうでも申し上げましたとおり、フロンの使えるストックというのがどんどん減っていくという状況でございますので、早急に改修していくような計画を盛り込んでいくということで進めたいと思っております。 以上です。 ○議長(平野直幸)  7番、戸浦善彦議員。 ◆7番(戸浦善彦)  一番大事な本庁舎が後にされているような節もあるのかなというのを今の答弁で感じましたし、この公共施設等に係るところで、すみません、書画お願いできますか。 これは西海町丹納郷といったらいいんでしょうか、西海中学校の近くの広域農道です。私も市民から教えていただくまでは、なれ親しんだ道だったので、余り目にとまらなかったといえば失礼なんですけど、教えてくれた方はよそから移住してこられた方で、カーブ、やはり道なんかをよく見ていたんじゃないかと思います。今年の春にもお話をいただきました。こういうものがあったりとか、近くですけど、まだ西海中学校、これは教育関係、この看板がどこの所管なのか知りませんが、これもちょっと気づかず、私もあれですが、西海北中のままになっているとか。 軽微といえば、その捉え方はいろいろあると思うんですけど、やはり車ですから命を預かって走っていると思います。そういう中で、こういうもろもろがあったりとか、これは改良というか、補修していただいたある市道の一部ですけど、半分だけしかしていなくて、これがどうなっているのかという話も、こっちがコンクリですね、でこぼこがあったりとか、ほかにまた道路とかいろいろ関係は後もって同僚議員が質問されると思うので、これは今の現状ということでお示しだけにさせてください。書画いいです。 その中で、これは事例で申し訳ないんですけど、私が相談を受けたのは10月やったかな、その関係の市民の方も区長さんを通して8月からお話をされているという案件がありました。なかなか、区長さんもかわって、具体的には地区名は言いませんが、赤道の材料費支給の問題でした。全然むけないと。10月か11月です。やはり市民が、カッカカッカなってというお話を聞きましたので、何とかそれは解決のほうに向かっていますけど、そういう事例とか、あと、これは縦割り行政の中の一つの事例で申し訳ないんですが、私たちの地元のところは海に面しているし、定期船が通っています。ただ、定期船が廃止になったり、いろいろ生活環境とかなんとかでまだ何とかもっている時間帯があるんですけど、そこの港湾施設であった街灯が切れているぞと連絡がありました。私は最初港湾だったので、県の港湾関係かなと思い、県の方に連絡を入れさせていただき、すぐ翌日来ていただきました。 ただ、それから、これはちょっと港湾じゃない、市のほうだと思いますよ、これの街灯はということで、時を同じくして、地元西海町のほうの、すみません、書画いいですか。 ちょっと見にくいかと思いますけど、面高地区の港湾工事、本来ならば8年かかればでき上がると、その8年目が来年だと。ただ、その中で2年頓挫している、説明をお願いしますというお話がちょうど同じくあって、戸浦も来ないかと、市長にも県議会議長にも話しているしというお話の中で行かしていただき、ちょうどその会が、その街灯の話をした後の1週間後でした。どうなりましたか、わかりましたかと聞いたところ、いや、まだわからないんですよ、返事がないんですよというお話があって、1週間もかかるのかと。私もそんな一回一回それについて回ることもできなかったですから、また県の人に動いていただきました。そしたら、いや、わかりましたと。それから1週間以内にはできたと思うんですけど、ですね市民環境部長さん。 そういった細かい相談とかがある中で事例を言わせてもらいましたけど、そういう状況がある中でどうなっているのかなというのがありまして、市長はこのとき来なかったみたいですけど、こういう港湾工事の予算も絡むことでしょうけど、そういった、ここ3箇月ばかりの中の事例のある一部ではありますけど、そういったのを鑑みたときに、やはり人、先ほども西海市人材育成基本方針の中にうたっている部分を市長も答弁されましたけど、本当に市民に寄り添われているのかなと思う節があります。市長よかったらご答弁をお願いできますか。 ○議長(平野直幸)  杉澤市長。 ◎市長(杉澤泰彦)  対応がおくれたということで、それに対しては本当に申し訳なく思っております。 そして人材育成基本方針ですけれども、どういう職員像を描いているかという今回の質問でありますが、質問自体は抽象的な部分がありましたので、職員像にそのまま基本方針を使わせていただいたわけですけれども、自分が今回の対応もおくれたという中でのおわびということも含めまして、この基本方針について自分の思いを伝えてみたいと思います。 1つ目に、広い視野と柔軟性を持ち、積極的に行政課題に挑戦する職員ということでありますけれども、これはどういうことかといえば、広い視野を持つためには庁舎というのは市役所という意味で、庁舎内の研修だけではなくて、市外、県外へ向けて自発的に研修していただく、そういう姿勢を持つ職員像を求めております。そういう中で、柔軟性というのはほかの自治体の職員との連携、そしてまた、そこで人のつながりができることによってその柔軟性もできてくるんじゃないかなというふうに、自ら積極的に外へ向かって動くような、そういう職員像だと私は思っております。 2つ目の社会情勢を的確に捉えた長期的視野に立った職員像ですけれども、これにつきましてはもう議員ご承知のように、長期的展望に立つには今の社会の変わりようをしっかりと捉えなくちゃいけないと思っております。ご承知のように、この社会は目まぐるしく変わっております。それを的確に捉えて、社会がどのように今進んでいるのか、そしてまた、社会がどんな方向に進んでいるのかということをしっかりと自分の目で確かめ、そして自分の頭で考える、こういう職員が必要だと思っております。 そしてまた、3つ目の市民感覚、市民の視点で要望を捉えるというような職員像でありますけれども、職員と直接接するのは、市民からの要望または窓口業務ではないかなと思います。そういう中で、困っている市民の立場に立って、自分がその立場になった気持ちで対応していく、そういう職員像を私は求めているところであります。 そしてまた、4つ目のコスト意識を持ち、適正な改善、改革に取り組む職員像につきましては、行政の成果というのはなかなかお金で判断することができないわけですけれども、例えば、100の成果を得るためにどれだけの経費を要したか、100の成果を得るために100以上の経費を使っていないか、それが果たして成果と言えるのかなというようなこともしっかりと考える、そういう職員像を私は求めているところです。 そしてまた、公務員として倫理観を持つ職員というのは、公務員としての倫理観というよりも、一個人として人間としての倫理観を持ち合わせる、そういう職員でなければならないというふうに思っております。 そういう中で、市民からの要望、そしてまた、いろんなご意見、不満なんかもあろうかと思いますけれども、まずはこういう職員像をつくっていくということが大切ではなかろうかというふうに思っております。そういう中で、西海市職員はしっかりとやっているんだなというふうに理解され、そして評価できるような職員像を求めているところでありまして、その中で今日指摘された、そういう部分もございますけれども、これからそういうことがないようにしっかりと指導してまいりたいというふうに思っております。 ○議長(平野直幸)  7番、戸浦善彦議員。 ◆7番(戸浦善彦)  限られた時間ですので、またもって、その辺続けさせていただきたいと思いますけど、市長が求める職員像のところで言われたのに関し、逆に今度は教育長にお尋ねしたいと思います。 私も毎回となく教育のことを言わせていただき、嫌がられているかなと思いながらも、やっぱり教育は大事かなという中で、今回の答弁でも、先ほどの午前中の同僚議員じゃないですけど、ちょっと私の質問以外の、明日から人権週間かもしれませんけど、私は人権のことは聞いておりません。前置きに4分ですよ。加えて本題、議員指摘の人口減少の西海市がと、これはたった1分じゃないですか。違いますか、教育長。前置きじゃないんですか。人権のことを私は聞いていませんけど。教職員の求めるところはどうかというときに、人権のことが要るんですか。 ○議長(平野直幸)  中小路教育長。 ◎教育長(中小路和久)  人権のことが要るのかということですけど、ご質問の西海市に求められている教職員像ということでご説明申し上げましたが、3番目に高かったのが子どもとともにというところで、やはり子どもとともにというのは人権意識が大事だなということで、求められる教職員像に絡めて説明させていただいたつもりでした。 ○議長(平野直幸)  7番、戸浦善彦議員。 ◆7番(戸浦善彦)  私も国語の先生にはかないませんので、そう言われればそれを受けとめるしかないんでしょうけど、「加えて、議員ご指摘の人口減少の西海市が未来へつながるための教職員像につきましては、」というところからは、ふるさと教育を主にして、時間配分でいえば1分しかなかったということはご理解ください。 その中で、最後のほうになるんでしょうけど、「他郡市から転入した教職員を中心に、西海市の名所旧跡をバスでめぐる研修を計画しております。」と。本当にこういうことができるんですか。 ○議長(平野直幸)  楠本学校教育課長。 ◎学校教育課長(楠本正信)  ただ今のご質問にお答えいたします。 今年度、他郡市から入ってきました教職員が42名でございます。例えば、うちにはマイクロバスがございます。その2台を使えば50名以上の職員が一緒に行動できますので、そのマイクロバス等を利用しながら、いわゆる西海市の名所旧跡を回って西海市をぜひ知っていただきたいもの、これをぜひ実現したいと思っているところです。 ○議長(平野直幸)  7番、戸浦善彦議員。 ◆7番(戸浦善彦)  ちょっと議事録は持ち合わせていませんが、何度となくこの本会議一般質問等におきましては、職員も含め、教職員も含め、市外在住のことが問われていると思います。そういう中で、この史跡をバスでめぐるとかというのは、6月でしたか、私も西海橋の歴史を言わせてもらいましたけど、やはりここは陸の孤島であり、もともとここにはいろんな方たちがその期間住居を置いて、ともに生活していたと思います。それが、やはり道がよくなり、今、最近聞くところによると、市外から来る職員の方が80名とかという数字が耳に聞こえてきたりしていますので、地元にいて、地元で地域と、ここにも書いています。「教える教員自身が地域の一員としての自覚を持ち、地域を知り、地域を思い、その思いを子どもたちに伝えることが第一歩です。」と。 私ももちろん地元西海町の小学校、中学校、その中で、当時の先生は、校長先生を初め、教頭先生も初め、ほか先生、一緒に生活していました。住も一緒でした。地域においては、夏の球技大会のときでもソフトの監督をしていただいたりとか、ふだんからいろんなものに携わるためにも、親は親で家庭訪問があればそのまま家に上がれよ、一緒に飲もうでというのがあったところも聞き及んでおります。やはりそういう個々の地域の地理的要因を鑑みたときには、教育長、ちょっと聞こえてくるんですけど、教育長が大瀬戸にいないというのが聞こえてくるんですけど、それは本当なんですか。 ○議長(平野直幸)  中小路教育長。 ◎教育長(中小路和久)  大瀬戸にいないと言われましても、勤務は大瀬戸ですし、毎週土日は西海市内の行事とか回っておりますので、大瀬戸にいないと言われましても。 ○議長(平野直幸)  7番、戸浦善彦議員。 ◆7番(戸浦善彦)  市民から教えていただくところなんですけど、住んでいないよということで、すみません、私が言葉足らずで。いかがですか。住んでいらっしゃるんでしょうか。 ○議長(平野直幸)  中小路教育長。 ◎教育長(中小路和久)  住んでいない、住んでいると言われたら、住所は西海市にありまして、お答えしたのはさっきのとおりで、昼間はずっとこっちにおりますし、土日もこっちで仕事をしております。 ○議長(平野直幸)  7番、戸浦善彦議員。 ◆7番(戸浦善彦)  これ以上言っても、時間もありますし。とにかく文章に書いているように、地域、職員も一緒です。教育委員会からの答弁でいえば、「子どもたちへの深い愛情と地域への熱い思いを持ち、強い使命感とともに識見と指導力を備えた」と。やはり相談したいときに先生にいてほしい。職員も一緒です。市民から最近よく聞きます。この地域から職員がいなくなったんだ、昔はいたと。それは統廃合の弊害の一つかもしれません。 でも、これだけ人口が減っていく中において、やはりそこの職員、私たち議員も一緒だと思います。どうその地域を守って、また盛り上げていくか。市長は議員時代には、前市長に目指せ3万人と看板を書き換えたようですけど、人口増加には余り今はこだわってないという答弁が続く中で、やはり増えないと思うんですよ。そこの中で、どうやってこの地域を、西海市を、また佐世保市を中心としたことも踏まえ、長崎県の課題でもあるでしょうし、考えていっていただきたいと思う中で、西海市人材育成基本方針の中の求められる職員像のところを語ってはいただきましたけど、再度、この中には職員の役割、管理職の役割というのも8ページにうたわれています。その辺を踏まえて、市長、何かお考えがあれば、副市長でも構いません。 ○議長(平野直幸)  戸浦議員、ご指名はどちらですか。7番、戸浦善彦議員。 ◆7番(戸浦善彦)  両方お願いします。 ○議長(平野直幸)  杉澤市長。 ◎市長(杉澤泰彦)  管理職の役割というところ、人材育成の管理職は、業務を進める過程自体が人材育成というふうに捉えなさいと。そして、部下に目標を設定させなさい。そしてまた、その管理能力を高めた研修を実施する。こういうことが書かれてありますけれども、その前に、私は管理職に対してこのことをしっかりと伝えなければならないものというふうに思っております。 この役割、まずはこれは私の役割でしょう。こういうことで、今日ここに座っている管理職の皆さん方にはこのことを自分の声で伝えてまいりたいというふうに思っております。 ○議長(平野直幸)  小島副市長。 ◎副市長(小島明)  管理職の役割につきましては、当然市長と全く同じ見解でございます。 以上でございます。 ○議長(平野直幸)  7番、戸浦善彦議員。 ◆7番(戸浦善彦)  時間も10分を切りました。いろいろ外野も言っておりますけど、質問ですので、質問させてください。 またちょっと関連になるんですけど、市長が思う、持っているモットーといいますか、そういったものを最後にお聞きしたいと思っているんですけど、私の今回の質問に関係したところで構いませんけど。 ○議長(平野直幸)  杉澤市長。 ◎市長(杉澤泰彦)  今回は議員の質問の趣旨というのが求める職員像ということでございますので、一番モットーとしたいということは、市民のそれぞれの立場に立てるということだろうと思います。市民が西海市にいろんな要望をしてくるときには、その要望者の立場に立ち返って自分がそうだったらどうなのかということを考えられる、これから全ての職員がそういう気持ちになれば、市民の皆さん方も、例えば自分の要望が届かなかったにしても納得、また理解もしていただけるんじゃないかというふうに思っておりますので、まずそうするには、あるいは職員のそういう考え方だろうと思いますので、これからもしっかりとそういうつもりで職員を指導してまいりたいというふうに思っているところでございます。 ○議長(平野直幸)  7番、戸浦善彦議員。 ◆7番(戸浦善彦)  教育長にもお尋ねしたいと思いますけど、よろしいでしょうか。モットー。 ○議長(平野直幸)  中小路教育長。 ◎教育長(中小路和久)  私たちの仕事の中心であります学校教育ですけど、子どもを育てるということは本当にすばらしい仕事で、本当に真剣にやらないといけない仕事だと思っております。 ○議長(平野直幸)  7番、戸浦善彦議員。 ◆7番(戸浦善彦)  もう時間もわずかになってきました。西海市民の皆さんも今の西海市役所の職員さんの顔、目、また言動を見ております。私たちも見られております。そういう中で、私は今回、人についてさせてもらったので、ここは市長には答弁は求めませんけど、人事のところで前から耳にはしていたんですけど、今、売り手市場でなかなか選んでもらえていないのかなというお話も聞く中で、隣の佐世保市の取組みが少し耳に入ってきました。 西海市の例規を見ると、面接官は副市長ということがトップに書かれていますけど、佐世保市におかれましては、佐世保市の朝長市長が面接をされるそうです。また、私は最近、西海市に縁のある方が佐世保市と西海市を受けて、佐世保市長のお言葉を少し、直接じゃないので間違っているかもしれませんが、新しい職員に対する面接のときに、あなたは佐世保市の家族という形で入っていただくために私が面接をしたというような、その細かい言葉のやりとりは別として、そういうお話もいただいております。 そして、さっきモットーということで、質問事項には入れていないので関連という形で議長の許可を得ていただきましたけど、こういう業界誌におきましては、北海道岬市の職員の方が、今回の同僚議員の中でも、できないできないじゃなくて、できるようにしなさいというお話が多々あったと思います。その中で、載せている文章があります。それを拝読させていただきたいと思いますが、よろしいでしょうか。 つながる力という連載記事の中です。「できないをできるに変えるつながりの力、民間人出身で、市長を2期8年間務めた高橋幹夫氏は、市民からの要望があれば、これまでできないとされたことでも、どうすれば実現できるのかという立ち位置から、財政健全化を初め、数々の課題を解決してきた。モットーは「まちづくりは人づくり」であり、岬の明るい未来に情熱を注ぐ人間が集う組織の形成に力を注いだ。組織ありきではなく、人間ありきの考え方に感化された」と、この職員の方が文章を載せています。 ぜひ熱い思いを持って一緒に西海市を盛り上げていけたらと思っておりますので、時間も来ましたので、終わらせていただきます。今日はありがとうございました。 ○議長(平野直幸)  これで戸浦善彦議員の一般質問を終わります。 ここで暫時休憩します。14時20分まで。     午後2時9分 休憩     午後2時20分 再開 ○議長(平野直幸)  休憩前に引き続き会議を開きます。 次に、6番、中里悟議員の質問を許可します。6番、中里悟議員。 ◆6番(中里悟) 〔登壇〕 こんにちは。本日最後の一般質問となります。よろしくお願いします。 冒頭でございますけど、議長に申し上げております。私ごとですが、二、三日前に義歯を3箇所ほど入れまして、話がしにくく、舌をかんでいる状態でございます。その辺をご了承していただきたいと思います。 私は今回の質問事項として上げておりますことについて、市長、当局の真摯なご答弁を求めてまいりたいと思っております。 まず最初に、農業振興についてということで、質問要旨として、市内の農業の現状と今後の具体的な取組みについて、以下のとおり伺う。 1番目として、市内で展開中の大規模な農地基盤整備事業について、地権者への対応及び担い手確保の現状と課題をお伺いします。 2番目として、農地中間管理機構での農地集積の実績と問題点をお伺いいたします。 次、3番目として、新規就農者支援事業の過去5年間の実績をお伺いいたします。 4番目、新規作物の導入品目として注目されているオリーブ、アボカド栽培の現状と課題をお伺いいたします。 大きい2番目として、先ほど同僚議員からも質問がありましたが、同じもので、防犯カメラの設置についてでございます。内容としては、市内の設置状況と今後増設する計画があるのかをお伺いいたします。 質問事項3、市道等の管理状況について。 質問の要旨、1番目、市道等に生い茂る雑草の除去が追いついていないように感じているが、今後どのように取組んでいくのか、お伺いをいたします。 2番目、市道における側溝、カーブミラー、ガードレールの管理及び点検はどのように行っているのか、お伺いをいたします。 以上の点について質問を申し上げます。市長、ひとつよろしくお願いいたします。 ○議長(平野直幸)  答弁を求めます。 杉澤市長。 ◎市長(杉澤泰彦) 〔登壇〕 中里議員の1問目、農業振興についてのご質問にお答えします。 まず、1点目の大規模な農地基盤整備事業について、地権者への対応及び担い手確保の現状と課題についてのご質問ですが、市内で展開中の大規模な農地基盤整備事業として、完成済みの丸田地区、着工中の白崎地区、小迎地区、本年度に事業採択された面高地区、現在、計画・検討中の下岳地区、太田和地区、天久保地区があります。 地権者への対応としましては、基本的に農地中間管理機構を通じた貸借りとしていただくことで、地域集積協力金の交付により、可能な限り、地権者の金銭的負担の軽減に努めているところであります。 また、担い手確保の現状と課題についてですが、現状として担い手は不足しており、今後計画及び検討中である地域においては、担い手をいかに確保するかが課題となっており、地域内外の農業者への呼びかけはもとより、本年1月に設立された長崎西彼農協の農業生産法人が担い手として参画していただくことなどを含め、担い手確保に努めているところであります。 次に、2点目の農地中間管理機構での農地集積の実績と問題点についてのご質問ですが、実績として、制度発足の平成26年度から平成30年度までで約245ヘクタールの農地が機構を通じ貸借されております。今年度も約70ヘクタールの目標を掲げ、農地貸借の第一の手段として積極的に推進しているところであります。 また、課題についてですが、制度発足から5年を経過し、貸借しやすい条件のいい農地は既に機構活用が進んでおり、今後は条件のよくない農地をいかに流動化させるかが課題と考えており、大型基盤整備事業の活用のほか、市単独事業として、小規模農地の狭地直しなども推進しながら、課題解決に向けて取組んでまいりたいと考えております。 次に、3点目の新規就農者支援事業の過去5年間の実績についてのご質問ですが、この市単独補助事業につきましては平成28年度に制度化し、平成29年度には2件、平成30年度は3件であり、今年度は既に5件の実績となっております。市といたしましては、国の事業での支援が困難な親元新規就農者への支援策の構築と長崎西彼農協が設立した農業生産法人の取組みとも連携しながら、市民への周知に努めるとともに、さらなる制度の充実を図ってまいりたいと考えております。 次に、4点目の新規作物の導入品目として注目されているオリーブ、アボカド栽培の現状と課題についてのご質問ですが、オリーブの現状としては、既にオイルの生産販売に取組んでおり、現在、西海クリエイティブカンパニーとラベル作成について協議中であります。また、先月には市を通じ、関東を拠点とするスーパーとの協議の場を設け、より有利な販売方法の検討などを行ってまいりました。 アボカドにつきましては、先般、鹿児島県で開催されました第2回日本アボカドサミットへ職員を参加させ、アボカドの国内と世界情勢について情報収集をしてまいりました。温暖化が進む中で熱帯果樹は産地となり得る作物ではあるものの、栽培技術の確立や使用農薬の開発など、今後解決すべき課題もあることから、結果が出るまでにはある程度の期間を要するものと考えております。 オリーブ、アボカドとともに、市民自らが主体となって取組みが始まった活動であり、市としても、市民発のチャレンジを可能な限り、継続して支援してまいりたいと考えております。 次に2問目、防犯カメラの市内の設置状況と今後の増設についてのご質問にお答えします。 現在、西海市内の防犯カメラで金融機関、コンビニ等のほかに市役所が維持管理しているものは9台で、その内訳は、庁舎内の債権管理課に2台、瀬戸港待合所に1台、大島町内に6台が設置されております。大島町の6台につきましては、平成26年10月に防犯のために大島造船所より寄贈されて設置されたものであります。また、西海警察署において把握している市内の防犯カメラの数につきましては、市、コンビニエンスストア等、民間事業者設置を含め80台と伺っております。 防犯カメラの設置が犯罪の防止や事件、交通事故の解決に効果的であることはご承知のとおりであり、市といたしましても十分認識しているところであり、今後、小・中学校、公立の幼稚園、保育所、各総合支所、不特定多数の方が出入りをする公共施設等に計画的に設置を行い、また、民間の幼稚園、保育所等に関しましては設置費用を補助する形で防犯カメラ設置促進を働きかけてまいりたいと考えております。 次に3問目、市道等の管理状況についてのご質問にお答えします。 まず、1点目の市道等に生い茂る雑草の除去が追いついていないように感じているが、今後どのように取組んでいくのか伺うとのご質問ですが、西海市内には1,278路線、約942キロメートルの市道があります。市民から多くの要望を受けている市道の草刈り等の管理につきましては、今年度から建設部に配置する建設課作業員を2人増員し、6人体制とするとともに、草の繁茂を未然に防ぐための路肩等の張りコンクリート等に係る予算も大幅な増額を図っております。 さらに、地域からの要望に迅速に対応するために、総合支所ごとに100万円の予算措置を行い、この結果、道路環境整備に関する予算は農道の除草費も含め、昨年度に比較して約2,400万円増の約8,100万円としております。このうち、人件費等を除く約3,000万円については、現時点で約83%の契約等を終えております。このことにより、市道の道路環境は大幅に向上しており、昨年度は市民の皆様から多数の要望がありましたが、激減している状況であります。 一方、自治会や愛護団体の皆さんのボランティア活動によって除草作業を行っていただいている市道もあり、大変感謝しているところであります。しかしながら、まだ十分ではないことも承知しており、今後もお気づきの箇所などをご連絡いただければ対応していきたいと考えております。 次に、二つ目の市道における側溝、カーブミラー、ガードレールの管理及び点検はどのように行っているのかとのご質問ですが、建設課職員及び建設課作業員2名による道路巡回や市民の皆様からの通報により現地の状況を確認し、修繕等を実施しております。 以上で答弁とさせていただきます。 ○議長(平野直幸)  6番、中里悟議員。 ◆6番(中里悟)  ありがとうございました。答弁をいただきましたので、そのほかのことについて再質問させていただきます。 まず、農業振興についてでございます。 主幹産業と言われる西海市内の農業が今、各地で基盤整備や農地集積等が進められております。将来にわたって成長力を確保することを目指し、長期的な持続可能な農業政策を考えるべきであり、この方向性は必ず必要であるものであると思っております。 そこで、まず最初に私が申し上げたいのは、我が国の農業は戦後日本の経済成長の波に乗り、技術革新等により急激な発展をし、国内の食料自給率上昇に貢献したところであります。ただ、そういった中で、昭和時代後半になりまして、世界の中についていけないという状況といいますか、農業の変革がおくれ、小規模な農業者が経営不安定となり、技能が急速に進み、よって荒廃地の増大、担い手不足等が見られております。若手農業者が育たず、結果、経営に行き詰まり、都会に流出とか他職種に転職するという事態が発生しておるのも現実であります。そのことが今の自治体における人口減少の1番の大きな要因だと思っております。 そこで、現状を見ると、農業就業人口率の内訳として、実態は65歳から70歳代が中心で、全体の60%、あるいは70%と高率になっております。今後、市の農業の将来を考えて、壊滅的な方向に市の農業が進まないように、今、進められている大型基盤整備等を中心に、市当局の、あるいは関係支所の懸命な努力をお願いするところであります。 そういった中で、今の現況を見ると、ちょうど今、農業やってる方は65歳、70歳という団塊の世代であります。この世代になってきますと、新しい農業を展開するという意欲も欠けてきて、この基盤整備を進める上で非常に大きな問題に感じております。かと言って、60歳以下の若い農業者が多いかというと、地域においてはそう多くないというのが実態だと思います。結局、この世代になってきますと、自分の世代で農業はおしまいだなという感覚が強くなっているような感じがいたします。いわゆる自分自身も農業をあきらめ、あるいは自分の子どもたちにも農業を継承させないということで、他職に転職、あるいは都会等への流出に歯どめがかかっておりません。いわゆる団塊世代が農業に関しては逃切り体制の傾向も強いのではとつくづく感じております。これがすなわち、人口減少の一番の大きい要因でありますので、ぜひ基盤整備を充実させることをまずお願いしておきたいと思っております。 それでは、答弁の内容についての再質問をさせていただきます。 まず第1点は、先ほど、完成、工事中、あるいは計画中ということで、7地区をご紹介いただきましたけど、この面積というのがこれを合わせますと150ヘクタールから200ヘクタール近くになる面積じゃなかろうかと思っております。大変な事業であります。そうなってくると、基盤整備を推進する段階で一番大きな問題というのは、何といっても地域の担い手の確保、地権者の数、筆数の膨大さというのは物すごくございます。 そういった中で、通告しておりませんでしたけど、この7地区における担い手数、あるいは地権者の数、そして筆数が今の時点でおわかりであれば、お知らせいただきたいと思います。通告しておりませんので、わかっている範囲で、どこどこ地区はということでも結構でございます。 ○議長(平野直幸)  辻野西海ブランド振興部次長。 ◎西海ブランド振興部次長(辻野秀樹)  お答えいたします。 7地区におきます農地の地権者数でございますけれども、今、ちょっと足し算をいたしましたが、613人となっております。 それから、担い手数でございますが、事業採択になりました面高地区まででございますけれども、丸田地区で7名、白崎地区で8名、小迎地区で5名、面高地区で18名というような数値となっております。 以上でございます。 ○議長(平野直幸)  6番、中里悟議員。 ◆6番(中里悟)  緊急に答弁いただきまして、どうもありがとうございます。いわゆる担い手、地権者ということでお聞きしましたけど、もう一つ、筆数ということもわかればで結構です。 ○議長(平野直幸)  辻野西海ブランド振興部次長。 ◎西海ブランド振興部次長(辻野秀樹)  申し訳ございません。筆数まではちょっとこちらでは把握ができておりません。 以上でございます。 ○議長(平野直幸)  6番、中里悟議員。 ◆6番(中里悟)  筆数もお尋ねしたのは、これについても当然地権者613名からの同意を得て、他人の土地を貸借して事業を進めるという大きなポイントがあります。そうなってくると、それにあわせて、これは筆数も膨大だと思いますね。全部合わせると、何千か何万に近いものだと思っております。 こういった作業する上で、私が心配するのは、農林課とか農地中間管理機構でこれを担当する職員が足りているのかいないのか。私は足りていないんじゃないかという心配をいたしております。これらのことをまとめていくということになってくると、それを仕上げていくということは大変なことだと思っていますから、足りているんだろうかと。もし、足りていなければ、足りないことが要因で事業の停滞の心配もされます。そういった意味合いで、担当職員、配置人数、配置増とかの考えはないのか、その辺を市長にお伺いします。 ○議長(平野直幸)  杉澤市長。 ◎市長(杉澤泰彦)  この基盤整備事業につきましては、西海市の一大事業であるということで思っております。その中で、中間管理機構にお願いするには、やはり荒れ地の度合い、第1、第2やったか、AとB、何かそれがありますよね。整地しても、非常に農地に変えにくいというようになる前に調査員というのがずっと回っていたと思うんですが、その中で、農業委員会のほうから、以前、2年前ですけれども、調査員の増員をしていただけないかというようなお話がありました。そうしないと、中間管理機構のほうに私のは引き取ってくれないと、そうならないためにも早くやってくれということがありました。そういう中で増員もしたところであります。 そういう中で、今度は事務作業が滞るんじゃないかというようなご指摘がありましたけれども、それは担当部署とちゃんと協議いたしまして、増員が必要であれば、当然やっていかなければならないと思いますし、これは本当に絶対に計画年度内でおさめていかなければならない事業だと思っております。議員がご指摘のように、これは期間が制限されてると思います。というのは、今の農業者が60歳代、70歳代という、本当に待ったなしということがありますので、これは必要であれば増員というのを考えていかなければならないというふうに思っております。 ○議長(平野直幸)  6番、中里悟議員。 ◆6番(中里悟)  ありがとうございました。私も天久保地区で多少かかわっておるし、それから面高、太田の状況も聞いておりますので、そういった中で、これ大変な仕事だと。市の仕事の中でも特別に集中してきておりますので、そういう傾向があるかと思いますので、その際はよろしくお願いをいたしたいと思っております。 それから、こうして基盤整備をするということですけど、日本全国で農業が非常に低迷しているということで、農家人口が減る、食料生産がどうなるか、心配もされている時代です。そういった中で、外国からも食料はどんどん来ておりますけど、ある資料を見たりすると、今後は世界的には食料争奪戦が始まると言われております。というのは、今から30年ぐらいすると、現在は世界人口は70何億人だと思っております。それが25年後ぐらいには97億人と推定されたデータもあります。しばらくすると100億人になるということで、食料事情については、ますます争奪戦が始まるということが予想されております。日本の人口が減少して、地域の自治体も減少しておるんですけど、世界的に見ると、人口増の傾向がはるかに勢いが強いということですから、農業というのはやはり支援しながら、やっぱり市として確保していく必要があるということを市長に提案しておきたいと思っております。 それから、2番目の農地中間管理機構での農地集積の実績と問題点を伺うということですが、こちらは答弁書をいただきましたので、わかったところですが、先ほどの答弁書の中で、平成30年までに245ヘクタールというのは、この面積というのは基盤整備等々がほとんどだと思う気がするんですけど、基盤整備と基盤整備でない面積はどのくらいに理解したらよろしいんでしょうか。 ○議長(平野直幸)  辻野西海ブランド振興部次長。 ◎西海ブランド振興部次長(辻野秀樹)  お答えいたします。 農地中間管理機構における農地の所在というところでございますが、丸田地区、白崎地区、それから小迎地区はほぼほぼ農地中間管理機構を活用させていただいております。それから、面高地区につきましては、昨年度、手続がしやすい土地といいますか、未相続の農地になっていない土地あたりを最初に手続をやろうということで取組みをやっております。そのほかの基盤整備の計画区域においては、まだ今のところ、中間管理機構は活用しておりませんで、これまでの例でいきますと、下岳地区の水田地帯でありますとか、それから白似田地区の同じく水田地帯、水田地帯として以前基盤整備をやっておった地域あたりが中心となっております。そういうところで、制度が始まりました平成26年度から昨年度までの集積で245ヘクタールとなっております。 以上でございます。 ○議長(平野直幸)  6番、中里悟議員。 ◆6番(中里悟)  今のこの時期に245ヘクタールの農地を通じて貸借りがなされたということでありますが、現状の中からすると、この農地中間管理機構での実績は非常にすばらしいものがあるのではないかと思っております。さらに、今後、今から推進するであろう7つの地区についても、ぜひぜひこういった形で実績を上げて、基盤整備事業を安定して進んでいくようにお願いしておきたいと思っております。 それから、先ほどの答弁の中で、地域集積協力金の交付によるという答弁がありました。いわゆる地域集積協力金というものの意味合いとその活用を何かもっと具体的にご説明いただけないでしょうか。 ○議長(平野直幸)  辻野西海ブランド振興部次長。 ◎西海ブランド振興部次長(辻野秀樹)  お答えいたします。 地域集積協力金でございますけれども、だんだん制度も少しずつ変わってきておるところでございますが、制度が始まった当初では、10ヘクタール以上の一団となった農地を農地中間管理機構を活用し貸借をすることで、そのうち、担い手の集積の率によって、集積協力金の単価が段階的に変わっておったというところで、その中間管理機構を活用した手続、かつ面積要件をクリアした場合に国のほうから交付をされるというシステムでございます。今はまだ担い手の制度が少しずつちょっと変わっておりまして、私のほうではしっかり把握ができていないわけでございますが、そういうことで交付を受けて、使い道については交付金の受皿組織のほうで決定をしていくということで、例として挙げますと、施設の維持管理等への充当というようなところでの活用もなされております。 以上でございます。 ○議長(平野直幸)  6番、中里悟議員。 ◆6番(中里悟)  今の説明で大体わかりましたけど、私はちょっと勘違いしておりましたね。地域集積協力金ですから、この地域集積協力金は土地を貸した側等にいくものかと解釈しておりましたけど、そういうものではないということですね。私が勘違いしておったということで、よろしいでしょうか。 ○議長(平野直幸)  辻野西海ブランド振興部次長。 ◎西海ブランド振興部次長(辻野秀樹)  集積協力金の使い道、それは組織で決定をするということになっていまして、地権者のほうがそのまま受取りをする場合もありますし、先ほど言いました耕作者等々と協議をして、その施設の維持管理、例えば、ポンプの電気代に充てたりとか、そういうのを組織で決定をしていくということです。そういうことになっています。 以上です。 ○議長(平野直幸)  6番、中里悟議員。 ◆6番(中里悟)  わかりました。じゃ、組織内で使い道は検討して、そういうふうに地域負担金の軽減に努めるということであるということですね。 それから、農地中間管理機構にも関わることなんですけど、担い手ということの中でこういったのが可能かどうか。新規就農者をそのまま入れるというのは可能でしょうけど、私が言いたいのは、例えば、西彼農高がありますね。農家のお子さんがいて、西彼農高に今在学中で、来年は卒業だと。その人たちがやりたいといった場合にそういう人たちも入られる可能性はありますか。というのは、もし、それが可能であれば、在学中に農高あたりに行って、こうやって説明をして、基盤整備をしてやるのであれば、集積したところに担い手として、1ヘクタールとか、2ヘクタールとか、3へクタールとか、借りるのであれば、準備しておきますよとか、そういうふうな話合いはできないでしょうかね。そうすることによって、西彼農業高校の生徒たちが地元に残ろうとか、そういった意欲が起こらんかなと思って。とにかく新規就農者を欲しいという観点から思ってるんですけど、その辺はどう解釈したらよろしいんでしょうか。可能性でしょうか、可能でないんでしょうか。 ○議長(平野直幸)  辻野西海ブランド振興部次長。 ◎西海ブランド振興部次長(辻野秀樹)  西彼農高の生徒さんが担い手としてなり得るかというところでございますが、担い手になるという場合でございますと、認定新規就農者という、今後5年間の計画を立てていただいて、それが妥当かどうかというところを市、農協、それから県あたりでの関係機関が協議をして、これは妥当だということで認定の就農計画が認められますと、担い手としての位置づけになります。 そういうことでいきますと、計画立てをしていただいて、それが認められれば、担い手ということで、可能ではございます。 以上です。 ○議長(平野直幸)  6番、中里悟議員。 ◆6番(中里悟)  今の説明では、そういった計画等があれば可能ではなかろうかと。いわゆる基盤整備というのは今言い出して、やり始めたことですね。完成するまでに最低でも5年、場合によっては7年、8年もかかるという事業ですから、例えば、今、農高生がいたとした場合、そのときには二十四、五歳になっておる可能性もありますから、そういった中で、約束ができれば、担い手として確保してできないかということをちょっとお願いしたいという気持ちがあったわけですけど。いわゆる西彼農高の人たちが農業を直接やるという人が非常に少ないということをお聞きしております。やっぱり原因は家に帰っても農地がない、面積が少ない、あるいは分散している、経営安定を図るための農地が自分の家にないということであれば、すぐ転職する、ほかの道に進むよということも起こるだろうし、前もってその辺を市が確保して基盤整備の農地を与えられるような状態であれば、そういった人たちの新規就農者が少しでも増えないかと思って提案したところであります。これについては、ぜひ担当としても研究を重ねてください。市長、それはどう思いますか。 ○議長(平野直幸)  杉澤市長。 ◎市長(杉澤泰彦)  新規就農者の確保というのは本当に厳しいものがあろうかと思います。 実は、新規就農者の募集をかけて、結構長崎市のほうに逃げられているということが最近ちょっとわかりました。その原因というのが、やはりいろんな補助政策がちょっと長崎市のほうが進んでいるんじゃないかというようなこともわかりましたので、今、長崎県下のいろんな新規就農者政策を全部調べさせているところでありまして、それに負けないような補助制度を確立させていきたいというように思っております。 それから、西彼農業高校の新規就農者、結局、5年ぐらいかかりますので、その間、ずっとそういう制度としてやれないかというふうなご質問だと思いますけども、実は自分も同様のことを考えておりました。最近、歴史女子とかリケジョとか、いろんなそういう言葉があるわけですけれども、SNSなんかでも農業女子という形で発信できないかなというようなことも考えられます。結局、人口減少の最大の原因というのは、子どもを産む女性の方の人口が減るということでありますので、女性を西海市に引きとめるという政策が人口減少には一番効果的であると思いますので、制度的に基盤整備の中にそういうものを入れられるかというのをもう一回精査いたしまして、それが可能であれば、積極的に進めてまいりたいというふうに思っております。 ○議長(平野直幸)  6番、中里悟議員。 ◆6番(中里悟)  ありがとうございます。いわゆる新規就農をどうして確保するかということから私は提案してるんですよ。さっきも言ったように、農高を出て、親元のところに行っても、さっき言ったように土地が狭い、基盤整備がされてないというと、やる気は絶対起きないですよ、魅力がないですよ。だから、先ほど次長が言ったように、これと新規就農者の支援事業がありますね。例えば、新規事業で親元のほうはやらなくて、そちらにはめ込んで、年に150万円を5年間、100%補助をするというふうな事業もありますので、それを組み合わせるとどうなのかなと思ったものですから、提案してみたんですよ。ぜひそういったことは可能である方向で引き続き研究していただければありがたいかと思っております。 ○議長(平野直幸)  村野西海ブランド振興部長。 ◎西海ブランド振興部長(村野幸喜)  中里議員のご質問の中で、新規の就農者の取組みの部分、農高生へアピールとか、そういった部分でございますけれども、市長が口頭で答弁した中に、JAの農業生産法人というのが今年の頭に立ち上がりました。この内容が、要するにJAが農地とかハウスとかを貸出しましてリース事業を行うと。それとあわせて、農業者を育てていくというふうな内容の生産法人となっております。面高地区におきましても、JAが担い手として参画しておりますので、将来的にはその農地を農業生産法人で学んだ生徒さんたちが独立をしたときには、その方々に担い手としてなってもらうというふうな先を見据えた取組みを始めようということで伺っておりますので、それについて西海市も一緒になって連携できればと思っております。 それから、高校生の勧誘といいますか、そういった部分ですけども、昨年から実は企業説明会というのを市内3校の生徒を集めてやっております。その中にも先ほど申しましたJAの生産法人も参画していただいております。その法人の取組み内容についても生徒たちに説明をして、こうやって農業を一緒にやらないかというふうな説明もしております。これは継続的に、法人も一緒に今後もしていきたいという意向を持っておりますので、そういった中でも農業に興味がある生徒さんたちには、こういった仕組みがあって取組みを行っていきますということについては説明してまいりたいというふうに考えております。 ○議長(平野直幸)  6番、中里悟議員。 ◆6番(中里悟)  わかりました。先ほどから私が提案しておった問題について、JAの法人を使ってそのあたりの展開もしているということですので、それでも私としては今からだと思っております。JAの生産法人に叱咤して、高校生あたりでも在学中からこういった制度があって、そういった向きの準備をさせるといういうこと、そして卒業してすぐか、卒業して何年後かにはちゃんと入っていってもらう。それから、さっき言いましたように、新規就農者支援事業がありますから、年150万円を5年間、750万円を限度に補助するというような事業もありますから、その辺の活用が可能であれば、よろしいかと思っております。 それでは、農地中間管理機構と新規就農者支援事業とごちゃごちゃになってしまって申し訳ございませんが、ここで新規就農者支援事業についてまずお伺いしたいのは、先日、私は「市民と議会のつどい」で認定農業者、あるいは青年農業者の役員さん方と意見交換をさせていただいております。そういった中で、若手の青年農業者あたりは特にこういった制度があるということを全然存じ上げていないという状態でありました。これが心配なんですよ。恐らく市の農林課のほうは説明とかチラシをやっていますよと言っていると思うんですよ。そのやり方、渡し方をちょっと見直したほうがいいんじゃないかと思うのが一つあります。 というのが、いわゆる集会等でチラシをやって話をしても、集会所に来てるのは50代、60代のお父さん、お母さんだと思うんです。二、三十代の若い者はそこに来ていないというのが現実と思います。当然それは知らないですね。親が聞いて、それを即子どもに伝えればいいんですが、それも伝わってないような気がいたします。そういったことからすると、伝達周知の方法を見直していただければと思います。 私が提案したいのは、そういった若手の認定農業者の名簿を把握してると思いますから、そういう人たちには直接こういった制度改正の支援とか直接郵送で送って本人に見せるというふうなやり方とか、改善していくと本人もわかってくれるんだと思っております。当然それがわかっていても消極的な人は出てこないかもしれませんけど、それを知らしめる、認定青年農業者の方がお互い共通の認識を持っていただくようにしていければいいんじゃないかと思いますから、その辺のきめ細かな伝達方法をして、知らないということがないようなやり方に改善するのも一つの方法だと思っております。 それから、新規就農ですね。私もちょっと驚いたというか、手おくれだったんですけど、3年前でしたけど、今、30歳か31歳という青年ですね。27歳か幾らのときだと思います。農業をやりたいということで、農協かどこかに行ったんですけど、自分は拒否されましたので、できなかったと解釈してしまったんですね。そして、私は当然市役所側にも、この問題で来ているかなと思ったら、市役所には連絡していない。ただ、農協に行って、窓口でだめになったということです。何かハウスを建設してハウス栽培をしたいというようなことで就農を希望したんですけど、かなわなかったということで、悲しんでおるということを後で聞きました。そして、親がついても努力したんですけど、だめでしたという表現をこの前されておりました。そのときに私が残念だったのは、市と農協とよく連絡をし合っていれば、何かその辺の見落としもなかったんだろうと思うんですよね。残念ながら、現在、その青年は、だめだったので、農業はあきらめたということで大島造船所に就職したというような事態のようです。 これはたまたま結果的にひとつ手おくれの形の状態の情報だったんですけど、今後、こういったことがないように、やっぱり青年農業者、あるいは認定農業者の若手とか、よく事態を把握して、さっきも言いましたけど、そういう人たちにも制度改正のことについて詳しく流すというかきめ細かなやり方をしていただければ、こういった落としがなくて済むのかなと思っております。現在31歳のその青年は、そういったことをしながらやろうということで、援農隊という組織があったんですよね。いわゆる農協を通じて作業のお手伝いする。農家を助ける隊ということで援農隊ということでいろんな作業に来ておったんあったんですと。その後、君はどうしたのと言ったら、いや、自分はかなわずにだめでしたからあきらめて、大島造船所に行くことになったというように聞いたものですから、こういったことないように、ぜひ、とにかく青年農業者の把握をして連絡をする、連絡だけでだめなら文書通知をするとか、事業の制度改正とか、今、市にある事業とかを提案していかなければ、そういった落としがあるかと思いますので、その辺の考えはどうでしょうか。 ○議長(平野直幸)  杉澤市長。 ◎市長(杉澤泰彦)  今、中里議員の「市民と議会のつどい」で出てきた青年の話ですね。それは私がまだ議員のときの最初のときではなかったのかと思うんですね。それはしっかりと私も覚えております。 今、お話を再度お聞きしまして、情報発信がいかに大切かということを再確認いたしましたので、その方法につきましてもダイレクトメールとかいうのがあるじゃないかということも提言いただきましたので、しっかりとそういう形でやってまいりたいというふうに思っております。 ○議長(平野直幸)  6番、中里悟議員。 ◆6番(中里悟)  今、市長の答弁をお聞きしまして、そういったことがないということで今後いきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。 時間がないので、ちょっと急ぎます。 4番目の新規作物の導入品目として注目されておるオリーブ、アボカド栽培ですが、ご答弁いただいたんですけど、まず、オリーブ振興協議会というのがあるんですよね。そうすると、その会員数とか面積がおわかりいただければ。 それから、長崎アボカド普及協議会西海支部グループというのがあるようです。いつか説明会をしたところ、市内から77名、市外から34名という資料がありまして、合わせて111名参加したということであります。これは非常に大きな集まりになっておるようですから、それだけ関心が高いんだろうと思います。市長としても、アボカドには大体一番最初に飛びついたんじゃないかと思いますが、飛びついたことについては市民がこれだけ関心があるから、どうこう言いませんけど、ただ、課題として、まだ実証されたものがないということで、ちょっと不安なところがあります。ですから、十分研究を重ねていかないと、多くの人間を巻き込んでだめだったじゃ話になりませんからですね。そういった事例は、過去に農業にあります。実態は、飛びついてしまったがだめだったということ。私の記憶にあるのは、キウイフルーツとか一緒にばっとやったことがありましたね。結局は、あんまり経営的によくなくてほとんどなくなってしまった。それから、外海地域とか、丹納地区の一部だったと思いますけど、もう30年、40年前になるかな、桐の木が物すごくなるということで、外海とか大瀬戸の一部ですかね、ミカンを切り倒して植栽してしまった。ところが、実際は、ほとんど今も残っておって、全然金にならず、失敗事業になっております。こういった事例があってはいけないということで、いろいろ研究を十分重ねなければいけないと思っております。 私の近くにオリーブに熱心な若手でおりまして、何百本か育苗してるのがあります。ただ、気になったのは、それだけ木が大きいのに実がなったかと言ったら、いや、今年やっと1個なったとかいう状況でしたので、それをちょっと心配しております。それは温室農家です。110名となっていますが、温室をする人はいないでしょうから、路地でした場合、風とか寒波とかにどう対応していくのか、実験してもらいたいと思っております。私が知っておるその青年は、だめだったからということで、オリーブをビニールハウスの中で根域制限栽培ですね、下にビニール等を敷いて、下に根っこがいかないようにブロックで固めて土を乗せて、その中にオリーブを植えて、水は点滴かん水的なものでやってみようということで、いろいろ試行錯誤しておる状態です。そういうふうにまだまだ十分わからないところがありますから、支援については結構ですけど、その辺は慎重に考えてやっていただければいいのかなと思っております。これについてはそれで以上です。 それから、質問事項の大きな2番目の防犯カメラの設置についてですが、ご答弁の中にありましたように、これは今、安心・安全という地域の防犯という意味からすると、防犯カメラは必需品的な施設だと思っております。現在、社会的にいろんな事件・事故等を全て解決するのには防犯カメラというのが物すごく大きく役立っております。そういった意味合いで、ぜひ設置増を計画していただきたいと思います。 特に、答弁の中にありましたけど、私が言いたかったのは、保育園、幼稚園、これは公立、私立も関係なく、それから小学校、中学校、これを全地域に1箇所か2箇所ずつ防犯カメラを設置していただくと。学校内でのいじめとか事件とか、世間ではいろいろあっておりますので、そういった意味合いでの犯罪防止のためにも、必ず設置増は必要だと思いますから、その辺をもう一回、市長から答弁をお願いします。 ○議長(平野直幸)  杉澤市長。 ◎市長(杉澤泰彦)  最終的には、そういう不特定多数の人が集まるところとかいうところは全箇所、本当は設置しなければならないでしょうけれども、何しろ場所がかなり多くなりますので、これも年次計画という形でしかやられないと思いますけども、これを一つ一つ、まずは教育機関、保育園、そしてまた総合支所等も優先的にしていかなければならないと思っております。 それから、防犯カメラだけではなくて、ちょっと話はそれますけども、公用車につきましても非常に最近事故が多いということもありまして、そしてまた、昨今のいろんな交通トラブルなんかもあるということで、公用車全車にドライブレコーダーをつける、そしてまた、これから購入する公用車につきましては全部自動ブレーキの性能がついたものを入れようと思っております。そういう中で、安心・安全を守っていくためにはかなりお金がかかるということも事実でありますので、この防犯カメラにつきましても、年次計画でしっかりと進めてまいりたいというふうに思っております。 ○議長(平野直幸)  6番、中里悟議員。 ◆6番(中里悟)  時間がちょっと詰まってきましたので、次に進みます。 市道等の管理状況についてということですが、草刈り等についてはお盆前とか前後に市道とかをずっとやられているのはわかっております。それから、市道草刈り作業ということで各公民館でやっておるようですが、それについても私どもはよく参加して、それに行くんですけど、何せ市道といっても農道ですね。物すごく草が生えています。これは非常に気がかりなんですよ。だから、これは今まで以上に徹底してやっていただきたいと思います。 それから、いつかも質問したんですけど、1点だけ。農地には除草剤を使ってるんですよ。そして、私が思うには、除草剤をかけると根っこまで枯れますので、数箇月は生えてきませんよ。ところが、刈ってしまうと、カヤなんかは刈っても10日するとこれくらい伸びますよ。1箇月でこうなりますよ。すぐ戻ってしまいます。だから、除草剤の使用というのも、使えないと決められているならしようがないんですけど、土羽にはかけたらいけないでしょうけど、道路と歩道の中間の溝のところに栄えていますね。そういったところで除草剤の使用というのも提案したいんですが、これはやっぱりだめなんですか。経費的にも非常に安く済みますよ。 ○議長(平野直幸)  十九本建設部長。
    ◎建設部長(十九本和敏)  除草剤の使用については、以前、議員からご提案もいただきました。いろいろ検討もしたり、周辺の市のほうにもどういう状況だろうかということで確認もしたりしたんですが、やはりどこの自治体も以前はそういう除草剤散布もやっていたということですが、今はやはり環境問題とか、そういうことでいろんな話があったり、そういうことで徐々に直営での除草剤の散布はやっていないところがほとんどで、各自治会がやっているところは黙認しているというところもございましたけれども、そういうことで、やはり全体的なことを考えると、なかなか使用は難しいかなというふうに考えております。申し訳ございません。 ○議長(平野直幸)  6番、中里悟議員。 ◆6番(中里悟)  わかりました。いずれにしても、市としても予算的にも、時間的にも物すごく短縮できるんですよ。今頃は10リッターかければ、道端は1,000メーターばかりいきますよ。20分ばかりでできます。歩くペースです。今の薬はそれで効くんです。農地にやっているものですから、なぜかけないかなと思っておりますので、そういった事態であれば、仕方ないと思います。 それから、市道における側溝、カーブミラー、ガードレールの件についてお伺いします。 側溝については、昨日おとといの大雨でもわかるように、なかなか掃除がされてない、側溝が詰まっているという状況、それから時期的に秋の落葉でそれがたまって、相当側溝に流れ込まなくて道を流れていると思います。この点検なりを今後ぜひ小まめにやっていただけることを願っております。 それから、カーブミラーです。カーブミラーは国道、県道はとにかくちゃんとしている、大体合っているのかなと思いますけど、市道の内部に入っていくと、各所にカーブミラーをつけてあります。ところが、車から見た場合、よそを向いているカーブミラーが結構あります。それから、もう一つは曇ってしまって、劣化しているんですよね。ふいてもだめです。そういったのがありますので、その点検等をぜひやってもらいたい、改善してもらいたい。職員での対応が大変であれば、地区の行政区長あたりを通じてこういったことを調査する、管理してもらうという方法も一つの方法と思います。提案しておきたいと思います。 それから、ガードレールについても、危険箇所で、ここはなければいかんだろうというところにないのがあってびっくりするところがあります。その辺の点検も地区の行政区長を通じて調査することも大事かと思っております。危険なところを優先的にですね。 それから、全部該当するんだけど、市長は黒口のグラウンドに行ったことはありますか。(発言する者あり)ありませんか。じゃ、山道を通っていったでしょう。市長の公用車は通らないぐらい狭いところ、ぐりぐりして、300メートルか400メートルありますね。ガードレールがちょこっとありますけど、ほとんどない。それから、側溝もない。道幅は狭い。それから、グラウンドの近くに行くと、アスファルトがはげてしまって、砂利が見えていますよ。そういったのが現在あります。こういったものを、行政区長によってはしっかりやるところとやらないところの差が出ているような気がします。徹底的にチェックしていただければと思います。 私どもはせんだって福井県の若狭町に研修に行きました。かみなか農楽舎、ここは産業建設常任委員会委員会で行ったんですけど、すばらしい地域でありますので、このことについてはまた後で市長ともども関係者、職員と話をしていきたいと思います。 どうも失礼いたしました。 ○議長(平野直幸)  これで中里悟議員の一般質問を終わります。 以上で本日の日程は全部終了しました。 次の本会議は、明日12月4日午前10時から開きます。所定の時刻までにご参集願います。 本日はこれで散会します。ご苦労さまでした。     午後3時21分 散会...